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事業戦略『フォーカス2030』を発表

ロータスは2026年5月11日、新たな事業戦略である『フォーカス2030(Focus 2030)』を発表した。

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この戦略は、市場環境の変化への耐性を高め、柔軟かつ持続可能なビジネスモデルへと転換することを目指すものである。


ロータスが発表した次世代ハイブリッド技術『エックス・ハイブリッド』。    ロータス

具体的には、『ブランド価値の強化』、『マルチパワートレイン戦略の推進』、『パートナー企業との連携』、そして『財務規律の徹底』という4つの柱を軸に構成される。

ロータス・グループCEOの馮青峰(フォン・チンフォン)氏は、「『フォーカス2030』は、私たちのDNAに立ち返るための新たな戦略であり、ブランドとしても、ビジネスとしても、原点から再出発します」と述べている。

今後は『軽量性』や『空力性能』といったロータスの伝統的な哲学を中核に据え、英国のエンジニアリングと中国のリソースを融合した開発を進めていくという。

1000ps超のV8ハイブリッド『タイプ135』

今回の発表で最も注目されるのは、2028年の市場投入が予定されている完全新設計のスーパーカー『タイプ135』である。

このモデルには、1000psを超える最高出力を発揮するV8ハイブリッド・パワートレインが搭載される予定で、かつての名車『エスプリ』の精神を受け継ぐモデルと目されている。


2028年登場予定のV8ハイブリッド・スーパーカー『ロータス・タイプ135』。    ロータス

また、次世代ハイブリッド技術として『エックス・ハイブリッド(X-Hybrid)』システムも公開された。900Vアーキテクチャを採用するこのシステムは、最高出力952ps、最大トルク935Nmという圧倒的なスペックを誇る。

『エックス・ハイブリッド』は、中国市場においてSUVの『エトトレ』に採用、納車が開始され、初月に1000台を超える受注を記録している。また、欧州市場では2026年第4四半期からの納車を予定しており、同カテゴリーにおける市場初の技術投入となる。

マルチパワートレインで柔軟な展開

ロータスは今後、『ICE(内燃機関)』、『PHEV(プラグインハイブリッド)』、『BEV(バッテリーEV)』を併用する柔軟な製品展開を進めていくことを表明した。

短期的には販売構成比をPHEV約60%、BEV約40%とすることを目指し、市場の需要に応じた段階的な電動化を推進する方針だ。


ロータスが発表した次世代ハイブリッド技術『エックス・ハイブリッド』。    ロータス

一方で、根強い需要がある内燃機関モデル『エミーラ』の生産継続も決定しており、近いうちにさらなる高性能仕様のアップデートも発表されるという。

また、事業運営の効率化を図るため、今年後半には『ロータスUK』と『ロータス・テクノロジー』を単一法人化し、ガバナンスの最適化を進めるとしている。

今回ロータスが発表した製品ラインナップ

今回ロータスが発表した製品ラインナップは以下のとおりだ。

●エヴァイヤ:ハイパーカー/BEV 2019年発表/2023年発売
市場展開:英国・欧州、米国、アジア太平洋(日本)・中東、中国にて展開


英国・欧州、米国、アジア太平洋(日本)・中東、中国にて展開される『ロータス・エミーラ』。    ロータス

●エミーラ:ミドエンジンスポーツカー/ICE 2021年発表/2022年発売
市場展開:英国・欧州、米国、アジア太平洋(日本)・中東、中国にて展開

●エレトレ:SUV(Eセグメント)
BEV 2022年発表/2023年発売
PHEV 2026年発表/2026年発売
市場展開:英国・欧州、アジア太平洋(日本)・中東、中国、カナダ。米国ではエレトレ・カーボンのみ展開。中国での顧客納車は開始済み、ヨーロッパでの納車は2026年第4四半期開始予定

●エメヤ:セダン(Eセグメント)/BEV 2023年発表/2024年発売
市場展開:英国・欧州、アジア太平洋(日本)・中東、中国

●タイプ135:スーパーカー/ハイブリッドV8 2028年発表/2028年発売
市場展開:未定