【気象予報士が解説】来週にかけて暑くなりそう 紫外線対策のコツは?
武道キャスター
スタジオには、気象予報士の平島さんです。きょうも、汗ばむ陽気でしたが、週間予報をみると週末から来週にかけてかなり暑くなるようですね。
平島気象予報士
きょうの県内は、富山空港で26.1度など気温が上がりました。今週末からさらに気温上がります。週末16日の土曜日は26度の予想。さらに週明け18日の月曜日からは27度で、もはや夏の暑さです。
こちらは、富山市の紫外線の強さを月ごとに示したものです。
実は5月も紫外線が強くて、気温がそれほど高くなくても知らないうちに日焼けをしてしまう、そういう季節なんです。
武道キャスター
油断できませんね。
平島気象予報士
太陽の光は「赤外線」「可視光線」そして「紫外線」、この3つで構成されています。
さらに紫外線にも3種類、「UV-A・B・C」があります。このうち日焼けに関係するのは「UV-A」と「UV-B」、主にこの2つです。
では、紫外線についてクイズです。第1問、「UV-A」と「UV-B」この違いはなんでしょう?
正解を皮膚科の専門医に聞きました。
セキひふ科 杉田友里院長
「UV-Aは皮膚の奥まで真皮の深層まで届く紫外線になります。後にシワ、たるみのもとになります。UV-Bは、表皮を通り越して真皮の浅いところまで届くのが特徴です。皮膚を赤くする紫外線だと捉えてください。日差しを受けた後に肌が赤くなる、ヒリヒリする、痛くなる、海水浴の後などによく起こると思うんですけれども、皮膚が真っ赤になるのはUV-Bの仕業です。それらの紫外線の影響は蓄積していきますので、皮膚がんのリスクを増やすことにもつながります」
武道キャスター
「UV-A」はシワやたるみのもと。「UV-B」は、肌が赤くなる「日焼け」に関係する紫外線なんですね。
平島気象予報士
では、第2問。紫外線対策は、外出するときだけでOK、〇か×か?専門医の解説です。
杉田医師
「窓ガラスなども通していくのもUV-Aの特徴です。窓ガラスのそばで仕事をしてらっしゃる方だとか。今日はもう家で休日で家で過ごすだけだからって窓際で本を読む時なんかでも紫外線対策はした上で過ごされるのがいいですし、曇りの日だからっていっても曇りでも紫外線は注いでいますので、気を抜かずに紫外線対策をしていくことが大切です」
平島気象予報士
杉田さんが話していたように、曇りの日でも紫外線は届いています。こちらは気象庁のデータですが、快晴を「100」とすると、曇りでも快晴の6割ほどの強さがあります。
武道キャスター
曇りでも油断できないということですね。
平島気象予報士
続いて第3問。健康のためには太陽光になるべく当たらないほうがいい、〇か×か?
「日光浴」という言葉があるように、太陽の光を浴びることは健康面でも有効です。
杉田医師
「日光浴は確かに良い面がたくさんあって、カルシウムを作っていく骨を丈夫にしていくのを助ける。ビタミンDを増やしたりだとか。体内リズムを整えたりだとか、という効果もあるんですけれども、日差しの強い時間帯を避けて日光浴をする、木陰を選ぶとか、帽子やサングラス、日傘を差したり、日焼け止めを塗ってっという紫外線対策をした上で日光浴をしてくださいっていうふうに変わってきていると思います」
武道キャスター
「適度に浴びるのがいい」ということですね。よく日焼け止めに「SPF」とか「PA」と書かれていますね。
平島気象予報士
「SPF」はシミやソバカスの原因になる「UV-B」を防ぐ指標です。これに対して、シワやたるみの原因になる「UV-A」を防ぐ指標は「PA」といいます。
武道キャスター
日焼け止めで「SPF50」や「PA+++」などの表示、見ることがあると思いますが、この数値が高いほど紫外線を防ぐ力が強くなります。
平島気象予報士
では、第4問、日焼け止めは、とにかく強いものを選ぶべし、〇か×か?
杉田医師
「SPF20とSPF50では遮断率、透過率で言ったら本当に数パーセントの差しかなくなってきます。なので、日焼け止めを塗る習慣がない方は、まず塗る。あとはその時間の問題になってきますので、こまめに塗り直しをしていくっていうことで、一概に強さだけを求めて製品を選ぶ必要はないと思います」
武道キャスター
強さよりも、塗る頻度。こまめに塗り直すのが大事なんですね。
平島気象予報士
塗る時のポイントも聞きました。
杉田医師
「顔のサイズでしたら、手の平にパール2つ分ほど出していただくのがいいかと思います。手も同じようにお肌ですので、見えるところは日焼け止めをぜひ塗っていただきたいと思います。あと、塗り忘れが多いパーツでいきますと、耳も塗り忘れが多いですし、首も塗れているところと塗れていないところと。特にうなじなんかは塗り忘れの多いところですので、そこまでしっかり塗っていただくことを推奨します。紫外線対策は今の時期から、よりいっそう気をつけていくのがポイントです。それは今の肌を守ることにもつながりますし、未来の自分の肌へ投資することにもつながると思うんです。なので毎日コツコツ適切な紫外線対策をしていくようにお願いしたいと思います」
平島気象予報士
紫外線の予測情報は気象庁のホームページでも見ることができます。通常の天気の場合と、晴天時の予測が確認できます。出かける時の参考にしてみてください。
また、紫外線量は標高が1000メートル高くなるとおよそ10パーセント増えるとされています。
武道キャスター
山に登ると紫外線量も増えるわけですね。紫外線、しっかり対策して気持ちよく過ごしたいですね。

