数々の戦いをくぐり抜けた“軍師”が、この大勝負で完璧な戦いを見せた。EX風林火山・勝又健志(連盟)が5月12日、「ZOZOTOWN Mリーグ2025-26」ファイナルシリーズの第2試合に登板し、アガリ5回の猛攻で特大トップを獲得。チームメイトの内川幸太郎(連盟)と共にデイリーダブルを達成し、チームを3位から首位へと押し上げた。

【映像】勝又健志、ライバルを撃破する強烈な一撃 とどめの親倍満炸裂の瞬間

 鮮やかな先制攻撃だった。当試合は、起家からKONAMI麻雀格闘俱楽部・高宮まり(連盟)、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、BEAST X・下石戟(協会)、勝又の並びでスタート。勝又は東1局、5巡目に東を暗刻としてドラ切りリーチを選択し、リーチ・ツモ・東・赤・ドラの満貫・8000点(供託1000点)をアガった。

 東2局では配牌で対子だった白と中を小気味良くポン。親番である瀬戸熊のリーチにも怯まず、白・中・赤2の満貫・8000点(供託1000点)を獲得した。これで頭一つ抜け出すと、東4局ではリーチ・ツモ・ドラ・裏ドラの親満貫・1万2000点(供託1000点)を奪取。持ち点を5万6000点とした。以降は危なげない闘牌で局を進行。親番の南4局では高宮から平和・赤の2900点を上乗せした。

 強烈な一撃が飛び出したのは、その後の南4局1本場だった。勝又はわずか4巡目に平和・赤2・ドラが確定、高目で三色同順が付く形でリーチを宣言。その高目が下石から放たれると、なんと裏ドラも2枚乗り、リーチ・平和・三色同順・赤2・ドラ・裏ドラ2の親倍満・2万4000点(+300点)まで昇格した。南4局2本場でもリーチ・ツモ・南・白・裏ドラの親満貫・1万2000点(+600点)を上乗せ。南4局3本場では瀬戸熊が3900点(+900点)をアガったことで、その瞬間、勝利が決まった。

 持ち点8万8700点の大トップで、チームは3位から一気に首位へと浮上した。試合後、勝又は「手牌が凄かったので、絶対にトップを取らなきゃいけない半荘でした」と静かにコメント。南4局でのダメ押しについては「一本道の手ばかりだったので。アガった局に関しては、みんな一緒かなと思います」と謙遜し、「内川君が1試合目に気迫のトップで流れを掴み取ってくれたから…と思いながら。僕がせっかく掴んでもらった流れを手放せないと思ってやっていました」と告げた。

 「チームメイトと、このファイナルの戦い方を先週の金曜日の時点で考えた時に、最低4勝、できれば5勝という風に考えていたんですけど、1日1トップだとなかなか詰まっていけないから、どこかで1日2勝する日を作って『そこからが勝負だね』というような話をしていたのが、週の前半で取ることができた。これで木曜日がどんな結果になろうが、最終日、金曜日に条件を残すことができるという風になりました。僕らも4戦2勝すれば間違いなく優勝できると思いますから、木曜日に1勝取れるように精一杯力を合わせて頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」。残り4試合、2020-21シーズン以来の優勝は目前だ。

【第2試合結果】

1着 EX風林火山・勝又健志(連盟)8万8700点/+108.7
2着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)2万3200点/+3.2
3着 KONAMI麻雀格闘俱楽部・高宮まり(連盟)1200点/▲38.8
4着 BEAST X・下石戟(協会)−1万3100点/▲73.1

【5月12日終了時点での成績】

1位 EX風林火山 +295.7(12/16)
2位 BEAST X +161.9(12/16)
3位 KONAMI麻雀格闘俱楽部 +154.4(12/16)
4位 TEAM雷電 ▲3.7(12/16)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
ABEMA麻雀チャンネルより)