NASA が地球観測の次世代衛星ミッションを発表
NASAが、地球をより細かく見るための新しい地球観測ミッションを2つ発表したとPHYS.orgが伝えました。
ミッションの名前は「STRIVE」と「EDGE」。災害対応や意思決定に役立つデータを提供し、長期天気予報の精度向上にもつながる可能性があるんですって。
STRIVEで空を高密度測定
STRIVEは、地球の大気をこれまで以上に高解像度で観測します。
対流圏上部から中間圏まで、気温やオゾン、微量気体、エアロゾル(大気中の粒子)をほぼ全球、毎日、高密度で測定。さらにオゾン層の回復状況を立体的に把握できるだけでなく、長期的な天気予報の精度向上にも貢献するとされています。
簡単に説明するなら、大気を縦方向にスキャンするイメージ、といったところでしょうか。
氷河と森を3Dで測るEDGE
もう一方のEDGEは、地表にフォーカスします。
氷河、氷床、海氷の地形がどのように形を変えているのか、森林がどんな立体構造をしているのかといった、陸上生態系の三次元構造を観測します。 NASAの地球観測衛星「ICESat-2」やISSに設置されている観測装置「GEDI」をさらに発展させる位置づけですね。
輸送ルートや地形、商業的に重要な地域に影響を与える条件も測定対象となります。気候変動を理解するうえでも、こうした高精度な3Dデータは重要になりそう。
各ミッションは2027年に確認審査を受け、承認されれば2030年以降に打ち上げ予定。打ち上げ費用を除き、1ミッションあたり最大3億5500万ドル(約540億円)規模になります。
月や火星、地球外生命探査といったロマン溢れる話題もワクワクしますが、地球をアップデートする衛星も、なかなかクールですよね。
Source: PHYS.org

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