生きていると、いつの間にか増えていく「もの」。増えすぎたものは手放して、身軽に暮らしてみませんか。女優の泉ピン子さんは、終活をきっかけにクローゼットの整理を始め、持ち物を見直したそう。そのなかで、手放さずに「大切に残したいもの」に改めて気づかされたといいます。今回は、愛用するリュックとその中身、大切にしている持ち物について伺いました。

外出時は動きやすい「リュック」が定番

年齢を重ねるとともに「もっと身軽に暮らしたい」と、身辺整理を始め、持ち物を手放す人は多いのではないでしょうか。

【写真】ヴィトン、エルメスの愛用品も…泉ピン子さんのリュックの中身

おしん』や『渡る世間は鬼ばかり』など、多くの大ヒットドラマに出演してきた女優の泉ピン子さんもまた、数年前に「終活しよう」と思いたち、クローゼットの整理に着手したそう。

「使っていないブランド物のバッグや、一度も袖をとおしたことのない服もたくさんあって。せっかくなら似合う人に使ってもらったほうがいいな、と思ったんです。

実際、いくつかのバッグやジュエリー、着物は人に譲りましたけど、がんばって働いた自分へのご褒美として買ったものや、大切な思い出が残っているものは手元に残しておくことにしました」

元々ファッションショッピングも大好きで、気に入ったものは即断即決で購入するのがピン子さん流。この日持っていたのも、「つい先週買ったばかり」というルイ・ヴィトンのリュックです。

「メンズのリュックだから、ものがたくさん入るのがいいな、と思って。リュックはシャネルもエルメスももってるけど、レディースだから小さいのよね。今回買ったヴィトンのリュックはメンズ。タグには『PIN』と名前を入れてもらいました。

ベルトにヴィトンのモノグラムが入ってるんだけど、黒だからさりげなくて、一見ヴィトンだとはわからないのがいいわよね。ブランド物はたくさんもってるけど、わざとらしくロゴが入っているのはあまり好きじゃないのよ」

仕事のある日は両手のあくリュックと、“杖代わり”というキャリーバッグが定番。エルメスの小銭入れにヴィトンのスマホケースといったブランド小物のほか、愛犬家のピン子さんらしい犬柄のフェイラーのハンカチや、乾燥対策のためののどアメといったアイテムも。

「今日は撮影があるから、衣装に合わせてつけられるように私物のジュエリーも持ってきたの。全部“本物”をつけたいからね。指輪は誕生石のサファイヤとダイヤ。もちろんオーダーメイドよ! ネックレスは橋田壽賀子先生の遺骨を入れたものと、うちの母の形見です」

愛着がありすぎ、40年間一度も使っていないバッグも

ものを手放した今も、「リュックだけでも数えきれないほどもってます」というピン子さん。熱海の自宅には、服やバッグをしまうための、約15畳の“収納部屋”も設けているそう。

「前はどれだけたくさんものがあっても『この棚の何番目に入ってる』とぴたっと当てられたけど、最近は『あれ? この前買ったコートどこにしまったっけ…?』ってこともちょくちょくあるわね(笑)。でもね、あきらめは早いの。なくなったものは仕方ないからね」

服やバッグだけでなく、家に置くものも“一流”が好き、と語るピン子さん。

「カーテンやソファの張り地も、イタリアのフィレンツェの専門店やロンドンのハロッズで生地をロールで送ってもらって、家具屋さんで張り替えてもらう。フィレンツェには生地屋さんが集まった広場があって、そこに行くのが好きなの。

もの自体への執着はないけど、やっぱり買い物は私の生きがい。思いきり好きなものを買って、好きなものに囲まれて悔いのないように暮らしたいわね」