発達障害の実態を高須幹弥医師が分析！「世の中が変われば概念も変わる」

2025年3月27日 15時15分

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美容外科医の高須幹弥氏が、自身のYouTubeチャンネルで「【ADHD】なぜ発達障害は増えているのか【ASD】」と題して、現代における発達障害の増加理由について語った。高須氏は、「例えば2006年には発達障害の児童は約7000人だったが、2019年には7万人を超えた」とデータを示しながら、この現象についての持論を展開した。

高須氏は発達障害の増加の背景に、「発達障害という概念が世間で広く認知されるようになった」ことを挙げた。かつては「変わったやつ」として受け入れられていた人々が、今では発達障害と診断されていると指摘。また、近年では抗精神薬の処方が増え、新しい治療法が増えるとそれに対応した疾患が認知されるという、「医学の世界での新しい薬と疾患増加の関係性」にも言及した。

さらに、スマホの普及や教育水準の変化、社会の求める人材像が変わったことが、発達障害の増加に影響しているとも高須氏は考えている。高須氏は「みんなスマホを持ち歩き、ハイテクが当たり前の時代になった。これに適応できない人が、発達障害とみなされる傾向がある」と述べた。

動画の締めくくりに、高須氏は「発達障害の概念は時代と共に変わり得る。支え合いができる社会を作っていくことが重要」と、自身の考えを述べて動画を締めた。