「何もできなかった。本当に悔しい」清水の198センチ高卒ルーキー森重陽介がプロ初先発を振り返る。空中戦での改善点にも言及
プロ初スタメンは、ほろ苦いものとなった。
清水エスパルスは敵地で湘南ベルマーレ戦に0−3で完敗。秋葉忠宏新監督の初陣を飾れなかった一戦で、スターティングメンバーに抜擢されたのが高卒ルーキーの森重陽介だった。
日大藤沢高ではFWに加えてDFも務めるなど、“二刀流”と注目された198センチの大器は、1年目ながら、公式戦で早々にベンチ入りを果たし、J2では2月に行なわれた第2節のファジアーノ岡山戦(0−0)で1分間、ルヴァンカップでは3月開催の第2節・浦和レッズ戦(1−1)で6分間出場していた。
ただ、ゴールは遠く、プロのDFを相手に、思うようにシュートを打てなかった。
試合後に取材に応じた森重は、「スタメンがこんなに早く来るとは思わなかった」と素直な心情を明かすと、悔しさと反省のコメントに終始した。
「45分間出て、何もできなかった。反省というか、本当に悔しい。せっかくスタメンで使ってもらったチャンスを、しっかりものにできる選手になりたいと、より思った」
互角の勝負を演じて競り勝つこともあった得意の空中戦にも、まったく満足する様子は見られず、課題を口にした。
「まず後ろにパスだったり、前向きのプレーが、そんなにできていなかった。もっと、前に前に、ゴールに向かうポストプレーだったり、動き出しをどんどん増やしたい」
この試合では、後半に自身よりも年下の選手もデビューした。ただ、刺激よりも「まずは自分にしっかり矢印を向けて。足りないところを、いかにスタンダードにできるか。自分の長所を存分に発揮できるプレーをしたい」と語る。
プロでは、FWに専念するという森重。規格外の大型選手として期待が懸かる俊英は「自分をどうやって活かすか。今日は、自分が本当に、もう一回見つめ直さないと」と、悔しさを経ての成長を誓った。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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