時短に役立つWindowsテクニック! 大量のフォルダーを一括で作成する方法があった
仕事でのデータを分類する際などは、大量のフォルダーを作成する必要がある。
しかし、これを手作業でひとつずつフォルダー作成していくのは非常に骨の折れる作業だ。
例えば、フォルダーが50個必要だとすると、
「新規作成」→「フォルダー」で新規フォルダーを作成し、
そのフォルダーに名前を付ける作業を50回も繰り返すことになる。
タイパ(時間対効果)が何よりも価値を持つ現代において、このようなやり方はあまりにも非効率と言わざるを得ない。
そこで、ぜひ活用したいのがバッチファイルを活用したフォルダー作成方法だ。
大量のフォルダーでも瞬時に作成でき、作業の時短にはうってつけだ。
今回は、バッチファイルを利用してフォルダーを一括作成する方法をご紹介しよう。
■最初にフォルダー名のリストを用意する
最初に、以下の手順でフォルダー名のリストをテキストファイルで用意しよう。
フォルダー名を一行ずつ入力していけばいいが、保存時は文字コードを「ANSI」にするのがポイントだ。
1.フォルダー名を入力
作成したいフォルダー名を、1行につき1つずつ入力する。
2.保存メニューを開く
メニューから「ファイル」をクリックし、「名前を付けて保存」をクリックする。
3.エンコードを「ANSI」にして保存
保存画面が表示されたら、
任意のファイル名(ここでは「フォルダー」)を付け、
下の「エンコード」は「ANSI」を選択して「保存」をクリックする。
これでリスト名の準備は終了。次の手順からは、バッチファイルの準備を行っていく。
■バッチファイルの準備をする
フォルダー名のリストの作成が終わったら、以下の手順でバッチファイルの作成を行う。必要な文字列を記述して保存したら、あとは拡張子を書き換えるだけでOKだ。
1.必要な文字列を入力して保存する
新規テキストファイルを開き、
「for /f %%a in (%1) do md %%a」と入力し、
任意のファイル名(ここでは「実行」とした)で保存すればいい。
2.拡張子を「.bat」に書き換える
先ほど作成したファイルの拡張子を「.bat」に書き換える。
3.ダイアログを確認する
「名前の変更」ダイアログが表示されるので、「はい」をクリックする。
4.バッチファイルの作成を確認
ファイルがバッチファイルとして認識され、アイコンも歯車のデザインに変更された。これで準備は完了だ。
■フォルダーの一括作成を実行する
リスト名とバッチファイルの準備が終わったら、いよいよフォルダーの作成だ。
リスト名のファイルをバッチファイルの上にドラッグ&ドロップするだけで、フォルダーが一括作成されるしくみだ。
1.リスト名をドラッグ&ドロップ
リスト名のファイル(ここでは「フォルダー.txt」)を、バッチファイル(ここでは「実行.bat」)の上にドラッグ&ドロップする。
2.フォルダーが瞬時に一括作成される
リスト名に記述した名称のフォルダーが一括作成された。
フォルダーの数が50個、100個ともなると、作成して名付けするだけでも相当な時間がかかる。
しかし、今回ご紹介した方法なら、リスト名を準備しておけば、大量のフォルダー作成も一瞬で終わるのが大きなメリットだ。
作業の時短に頭を悩ませている人は、ぜひとも活用してほしい。
執筆:しぶちん(ITライター)
しかし、これを手作業でひとつずつフォルダー作成していくのは非常に骨の折れる作業だ。
例えば、フォルダーが50個必要だとすると、
「新規作成」→「フォルダー」で新規フォルダーを作成し、
そのフォルダーに名前を付ける作業を50回も繰り返すことになる。
タイパ(時間対効果)が何よりも価値を持つ現代において、このようなやり方はあまりにも非効率と言わざるを得ない。
そこで、ぜひ活用したいのがバッチファイルを活用したフォルダー作成方法だ。
大量のフォルダーでも瞬時に作成でき、作業の時短にはうってつけだ。
今回は、バッチファイルを利用してフォルダーを一括作成する方法をご紹介しよう。
■最初にフォルダー名のリストを用意する
最初に、以下の手順でフォルダー名のリストをテキストファイルで用意しよう。
フォルダー名を一行ずつ入力していけばいいが、保存時は文字コードを「ANSI」にするのがポイントだ。
1.フォルダー名を入力
作成したいフォルダー名を、1行につき1つずつ入力する。
2.保存メニューを開く
メニューから「ファイル」をクリックし、「名前を付けて保存」をクリックする。
3.エンコードを「ANSI」にして保存
保存画面が表示されたら、
任意のファイル名(ここでは「フォルダー」)を付け、
下の「エンコード」は「ANSI」を選択して「保存」をクリックする。
これでリスト名の準備は終了。次の手順からは、バッチファイルの準備を行っていく。
■バッチファイルの準備をする
フォルダー名のリストの作成が終わったら、以下の手順でバッチファイルの作成を行う。必要な文字列を記述して保存したら、あとは拡張子を書き換えるだけでOKだ。
1.必要な文字列を入力して保存する
新規テキストファイルを開き、
「for /f %%a in (%1) do md %%a」と入力し、
任意のファイル名(ここでは「実行」とした)で保存すればいい。
2.拡張子を「.bat」に書き換える
先ほど作成したファイルの拡張子を「.bat」に書き換える。
3.ダイアログを確認する
「名前の変更」ダイアログが表示されるので、「はい」をクリックする。
4.バッチファイルの作成を確認
ファイルがバッチファイルとして認識され、アイコンも歯車のデザインに変更された。これで準備は完了だ。
■フォルダーの一括作成を実行する
リスト名とバッチファイルの準備が終わったら、いよいよフォルダーの作成だ。
リスト名のファイルをバッチファイルの上にドラッグ&ドロップするだけで、フォルダーが一括作成されるしくみだ。
1.リスト名をドラッグ&ドロップ
リスト名のファイル(ここでは「フォルダー.txt」)を、バッチファイル(ここでは「実行.bat」)の上にドラッグ&ドロップする。
2.フォルダーが瞬時に一括作成される
リスト名に記述した名称のフォルダーが一括作成された。
フォルダーの数が50個、100個ともなると、作成して名付けするだけでも相当な時間がかかる。
しかし、今回ご紹介した方法なら、リスト名を準備しておけば、大量のフォルダー作成も一瞬で終わるのが大きなメリットだ。
作業の時短に頭を悩ませている人は、ぜひとも活用してほしい。
執筆:しぶちん(ITライター)