バルセロナが鎌田大地の獲得を目指す意図とは?【写真:ロイター】

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バルセロナ、鎌田獲得の可能性を現地報道 加入時のタスクに海外注目

 スペイン1部FCバルセロナは、ドイツ1部フランクフルトとの契約が2022-23シーズン限りで満了を迎える日本代表MF鎌田大地の獲得に乗り出すと報じられている。

 そんななか、スペインメディア「Football Espana」は、鎌田がバルサに加入した際、どのような役割を担うかに注目している。

 夏の移籍市場でバルセロナは、スペイン1部アトレティコ・マドリードからベルギー代表MFヤニック・カラスコを獲得すると報じられている。一方で、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキの不在時に代役が務まるストライカーの獲得が必要だとも指摘されてきた。

 そうしたなかで、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、フランクフルトとの契約が満了する鎌田獲得の可能性を報じた。昨季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝にも貢献した鎌田は、今季のブンデスリーガで15試合出場して7得点4アシストを記録している。

 記事では、「興味深いことに、鎌田はFWではなく攻撃的MFであり、トップ下でプレーする。バルセロナは、彼をより中盤の選手だと認識しているのかもしれない。シャビ・エルナンデス監督の下でプレーしているガビ、ペドリのように深い位置で起用されることは少ない」と、報じている。

 そして、「鎌田獲得の動きは、シャビ監督のシフトチェンジを意味しているかもしれない。レアル・ソシエダ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードとの最近のビッグゲームで、シャビ監督は4人のMFを起用し、ガビか、ペドロがより高い位置に入っていった。鎌田は似た役割を担うことになるかもしれない。しかし、そうなるとレバンドフスキの代役となる9番の獲得はなくなる。アンス・ファティもそのポジションでプレーできるが、それほど効果的ではない」と、分析した。

 これまで鎌田は自身がビッグクラブでプレーする場合、ボランチが最適なポジションになるだろうという見解を示してきた。仮に新天地を求めた場合、そのクラブでの起用法も注目ポイントとなりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)