中国軍機の台湾海峡中間線越え、北側でも 学者は偶発的衝突に警鐘
国防部(国防省)の発表によれば、12月31日午前6時から1月1日午前6時にかけて中国軍機24機が飛来し、うち15機が中間線を越え台湾側に進入した。戦闘機の殲11や殲10は中間線の北側を飛行し、一部メディアは「北部・桃園や新竹の沿岸24カイリ上空まで接近した」と伝えた。
これについて同部のシンクタンク、国防安全研究院の舒孝煌氏は、空域の防衛において重要なエリアだとし、首都圏にも近いと言及。中国軍が台湾北部の防空体制を試していると話した他、米軍機の中国周辺での飛行や台米の接近に抗議する意図があると分析した。
舒氏によれば、今回の中国軍の行為は実質的な意義より、威嚇の意味合いが強い。防空網の密度が高く、戦時に桃園や新竹上空から突入してくることは考えにくいためだという。ただ舒氏は、軍は通常より多くの軍機を派遣して対応し、挑発をやめるよう態度で示すべきだと語った。
野党・国民党のシンクタンク、国家政策研究基金会の掲仲氏は、中間線の台湾側には防空の必要性から飛行禁止空域が設定されていることに触れた上で、中国軍機は同空域にすでに進入した可能性があると指摘。偶発的な衝突の恐れが高まるとし、空軍の対応が問われるとの見方を示した。
(游凱翔/編集:楊千慧)
