「家政婦と専業主婦」から分かる日本と中国の「価値観」の違い
日本で家族と暮らしているというこの女性は、朝のいつものルーティーンを紹介している。家を簡単に片づけてから掃除機をかけ、お茶を飲み、化粧をするのが毎日の日課だそうで、掃除をしながら「日本人はほとんど家政婦を雇わず、自分でこのように簡単に掃除をする」と伝えている。理由は「日本の家政婦は料金が安くないので、働きに出ても稼ぎが消えてしまう」ことと、日本の「掃除機」は性能が良く掃除が楽だからと説明している。
他に多かった意見は、日本の「専業主婦」の存在に関するものだった。中国では専業主婦という考え方はほとんどないので珍しいようで、「ただ働きの家政婦でかわいそう」という人と、「生活を楽しんでいるように見える」など擁護する人とに分かれた。専業主婦に好意的な人は、「日本では専業主婦は1つの職業と見なされ、保険にも入れる」、きちんと夫から「お金をもらっている」、「花を育てて子どもの成長を見守り、美味しいものを作って楽しく過ごしているね」などとコメントしていた。
日本人が中国人ほど家政婦に頼らない理由は複数あるだろうが、「専業主婦はただ働きの家政婦のようだ」という声は、日中間の価値観の違いを物語っていると言えそうだ。夫婦で財布を分けていることが多い中国では、無収入の専業主婦は家庭内で肩身の狭い思いをすると言われる。家庭内でも社会的にも専業主婦の立場が弱いからこそ、中国では家政婦の需要が大きいのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
