兵庫県は29日、県立西宮病院で2014年に実施したCT検査で医師が画像の確認を怠り、50代男性患者の肺がんを見落としたと発表した。患者は昨年、がんと正式に診断されたが、病状が悪化し手術できない状態だった。県は見落とさなければ、がんを切除できた可能性があったとしている。

 患者は14年4月に胸の痛みを訴えて救急外来を訪れた。CT検査を担当した医師は肺がんの可能性があると判断。外来で対応した消化器内科の医師が画像を見ずに気管支炎と診断した。

 昨年8月に再び来院した際、別の医師が14年当時の画像にがんの影が写ってるのを見つけた。ステージ3の肺がんと診断された。