エクアドル戦でゴールを決めたMF中島が悔しさをにじませた【写真:Getty Images】

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エクアドル戦で値千金の先制弾も1-1ドロー コパ・アメリカ8強進出を逃す

 コパ・アメリカ(南米選手権)に招待出場していた日本代表は現地時間24日、グループリーグ最終戦でエクアドルと対戦した。

 勝てば決勝トーナメント進出の重要な一戦だったが、1-1の引き分けに終わり敗退が決まった。ゴールを決めたMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)は、「すべての面で成長しなければいけない」と語った。

 日本は前半15分にFW岡崎慎司の飛び出しのクリアボールを拾った中島が無人のゴールへ蹴り込み先制。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)確認の末にゴールは認められた。しかし、日本同様に勝てば決勝トーナメント進出を果たせるエクアドルの反撃に遭い、前半35分にMFアンヘル・ミナに同点ゴールを許した。

 互いに拮抗した展開で試合は進んだが、お互いに追加点を奪うことはできず1-1のまま試合が終了。日本、エクアドルの両国ともにグループリーグ敗退という結果になった。

「勝てば突破できたので、最後にチャンスもあったので決められなくてすごく悔しい。すごく勉強になりましたし、この経験を必ず生かさないといけない」

 中島は試合後のインタビューでこう語った。「突破するチャンスはあったんですけど、それを生かせずに残念」と悔しそうな表情を浮かべ、「すべての面で成長しなければいけない。(足りない部分は)これという一つではないと思う」と話した。

 東京五輪世代の若手中心の構成で南米の強豪相手に健闘を見せた日本だが、結局白星は挙げられず。背番号10を背負った中島は力不足を実感し、さらなる成長を誓った。(Football ZONE web編集部)