坂本勇人、劇的変化の理由と異例のメッセージ
2006年の高校生ドラフト1位で巨人に入団した坂本は、先輩・松井秀喜氏以来となる10代でレギュラーを獲得すると、2009年には打率3割を打ち、その翌年にはホームラン30本超えと目覚ましい成長を続けてきた。
番組のカメラに「まず自分に自信がないので色んな人に意見を求めて。こういう考え方もあるんだなっていうのは、僕の引き出しになる」と話した坂本は、先輩後輩関係なく常に様々な選手に話を聞き、技術や感覚をプレーの参考にしているという。
では、坂本が劇的に変わった2016年シーズン前には何があったのかーー。番組が紹介した1つ目のきっかけは、2015年の「プレミア12」にあった。
「この3年ぐらい普通の選手の成績で、いい選手の成績というのを残してないんで。僕はショートというポジションだからこそ、ああやって試合に出させてもらっていましたけど、周りの人達は、もっともっと打ててやれてる選手ばっかり」
こう語った坂本は「ちょっとでも何か吸収して帰れれば」と、筒香嘉智や中田翔といった日本代表のチームメイト達から打撃改善のヒントとして、常識を覆す事実を耳にしたという。
「色んな選手に話を聞いたら、結構みんな(バットを)下からすくい上げるという選手もいっぱいいる。(バットを)上から上からっていうのは全然当てはまらない人達ばっかりだった。上から打つというイメージの人は1人もいなかった」と振り返った坂本。野球界では上から振り下ろすように最短距離でバットを振ることが基本とされるが、「今は小さい変化のボールだったりというのは多いので、落ちる球だったり。上から上からと思うと、軌道が合わないんじゃないんですかね」と分析するや、「ここ何年間かは変化というのは、なかなか難しかったんですけど、どうせ3年間くらいダメだったので、どっかで変化しないと、もっともっと上にはいけない」と、スイングの軌道やイメージを変えた。