プリンスの息子名乗る男性現る、隠し子と証明なら遺産の一部相続も。

写真拡大

プリンスの隠し子と名乗る男性が、その事実を証明する法的手続きを開始した。

30代のこの男性は、アメリカを拠点とした法的サービス会社のエア・ハンターズ・インターナショナルにプリンスの息子であることを証明する助けを求めたという。母親の存在についてもまだ明かされていないものの、もし80年代にプリンスと関係を持っていたことを証明することが出来れば、遺書を残さなかったプリンスの遺産の一部をこの男性が受ける可能性も出てくる。

この男性が真実を語っている可能性が高いとするエア・ハンターズ・インターナショナル社のジョン・ヒルバート氏は、「我々には標準プロトコルがあります。認証された出生証明書のコピーが必要ですし、なぜプリンスと血縁関係があると思うかについての詳細も必要です。それにプリンスや彼の母親がどこにいたかということにもつながります。我々が目にしたものすべては、今まで見たものと全く違うものばかりです。彼は15分間の名声を求めているわけではありません。全くのでまかせというわけではなく、信ぴょう性がかなり出てきたのです。彼はとても良い人間で、クレイジーな人ではありません。名声を求めているような人物では全くないのです」と説明している。

この身元不明の男性の父親がプリンスであるかが判明するまでには、90日から120日間を要すとみられている。

4月21日に他界したプリンスの総額3億ドル(約322億円)と言われる遺産についてはいまだに宙に浮いた状態になっており、ミネソタ州の法律においては、プリンスに子供がいないと証明された場合、生存している最も近い親類である妹のタイカ・ネルソンが全額を相続することになる。

また、死後にレコードやグッズのセールスが飛躍的に伸びていることから今後もさらに収益が見込まれている上に、プリンスのマネージャーであるオーウェン・ハスニー氏によれば、プリンスの楽曲は他のアーティストと異なり、プリンス自身がマスター音源と音楽出版権を所有していたことから、5億ドル(約556億円)以上の価値があるという。さらにプリンスは多大な未発表曲も残している。