抗日運動の英雄の子孫  先住民の歴史理解と伝承に取り組む/台湾

写真拡大

(台東 29日 中央社)日本統治時代に抗日運動に関わった台湾原住民(先住民)ブヌン族のダホ・アリ(1869〜1941年)の子孫にあたる胡頌さん(=写真左)が、勇敢な祖先の歴史的事実を後世に残そうと、台湾各地を訪ねて聞き取り調査などを行っている。

現在の南投県で生まれたダホ・アリは、1914(大正3)年に日本が原住民の武器を没収した翌年から1933(昭和8)年まで約18年間にわたって抗日運動を繰り広げ、最後に帰順した原住民として知られている。

28日に調査の一環で高雄市那瑪夏から台東県延平を訪れた胡さんは、ブヌン族の英雄と呼ばれるダホ・アリの抗日運動を理解し、記録することで、風化しつつある歴史を取り戻したいと語る。

原住民族文化事業基金会の卜袞さんは、1930(昭和5)年に起きた霧社事件の首謀者、モーナ・ルダオのように、多くの人に知ってもらいたいと話している。

(盧太城/編集:齊藤啓介)