スペック・機能・デザインに妥協のないAndroidタブレット「Xperia Tablet Z SO-03E」を試す【レビュー】
| デザイン良しの10.1インチのクアッドコアタブレット |
3月22日発売のドコモ2013年春モデルとなるAndroidタブレット「Xperia Tablet Z SO-03E」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)は、Androidスマートフォンである「Xperia Z SO-02E」と同じデザインコンセプトを持つモデルで、その特徴はなんと言っても板のような形状であると言うところだろう。
なお、Wi-Fi専用モデル「Xperia Tablet Z SGP312JP」は4月13日(土)より発売を開始している。
今回はこのXperia Tablet Zの魅力を探ってみたいと思う。
Xperia Tablet Zは、大画面10.1インチWUXGA(1920×1200)Reality Display、そして6000mAhのバッテリーを搭載しつつ、スマートフォンよりも薄い約6.9mm、重さ約495gを実現したタブレットだ。

プロセッサには1.5GHzのクアッドコアAPQ8064、ROMは32GB、RAMは2GBを搭載する。Xperia Zの倍の容量のROMをもち、基本スペックはほぼと同じで兄弟機といえるだろう。この兄弟機にはXperia ZからXperia Tablet Zへ見ていたwebページや写真をNFCで簡単に送れる機能もある。
外観の特長として、スマートフォンXperia Zは表面・背面ともにガラスであったが、本機の背面はガラスではなく軽量で強度があるグラスファイバーとなっている。構造はXperia Zと同様に表面・背面を側面のフレームで挟む形状となっており、これが独特なデザイン感を出している。ボディーカラーはブラックとホワイトの2色だ。

マットな仕上げのブラック。やや指紋が目立つ
こうした軽量化もあり、手にすると10.1インチのタブレットのわりに軽いことが実感できた。スマートフォンや7インチのタブレットと違い、両サイドを手で掴めるサイズではないためあまり薄さを実感できないが、この軽量化と薄さは持ち運ぶときに重宝する。

薄さ6.9mmの側面。外枠のフレームの中に面がある構造
■側面の端子・スロット部分
防水性能IPX5/7ということもあるためなのか、イヤフォン端子やUSB端子にはキャップが付けられている点が残念に思う。これまでもXperiaの防水端末は同じような仕様となっていたため慣れてしまってはいるものの、初めて使う人にとってはちょっとマイナス要素になりそうだ。キャップを閉じた状態は良いが、イヤフォンを接続しキャップが外側に折れた状態はあまりかっこよくはない。

イヤフォン端子のキャップを外したところ

底部左にはUSB端子

底部右のキャップを外したところ。
左はドコモminiUIMスロット、右はmicroSDカードスロット

イヤフォン端子の上にはワンセグのアンテナがある
■ユーザーインターフェースの違い
ソフトウェア面において、ホームUI(ユーザーインターフェース)はドコモの「docomo Palette UI」とXperiaオリジナルのUIが搭載されている。XperiaのUIは比較的Androidのホームに近く使い慣れている人にはこちらの方がすぐに馴染めるだろう。
docomo Palette UIはアプリドロワー画面が特徴的で、横持ちの場合は左側に項目タブ、右側にアプリが並び、縦持ちの場合はスマートフォンでお馴染みの縦方向にアプリが並ぶ。横持ちで使用するならdocomo Palette UIも悪くはないが、縦・横表示でここまで変わるとUIとしてあまり好ましくないようにも思える。

ドコモパレットUIのホーム画面

アプリドロワー画面、横表示

アプリドロワー画面縦表示。着せ替えでイメージが大きく変わる

Xperia UI。画面上部にもショートカットが並ぶ

横方向に切り替えるアプリドロワー画面
■高解像度・大画面ディスプレイの魅力
フルHD表示が可能なディスプレイということで気になる動画再生だ。ムービーアプリは本体のデータ意外に「Video Unlimited」や録画した「nasune」の番組視聴や持ち出しも可能となっており、こうした連携は便利だ。さらに、「モバイルブラビアエンジン2」によってメリハリのある画質で楽しめる。

Blu-rayレコーダーとの連携も可能だ
MX動画プレイヤーなどを使用することで、ムービーアプリでは再生できない様々なプロファイルのH.264動画も視聴できるようになるのでこちらも合わせて使用してみた。フルHDということを実感出来たのは、インターレスの動画の見え方だ。HD(1280×720)では縮小の関係で動きの激しいシーンでは櫛状の横線が目立ってしまうが、フルHDでの1080i動画の再生はドットバイドットで表示されるためなのか気になることはなかった。
手持ちで視聴する際に本体下部にあるステレオスピーカーを塞いでしまうことがあったが、画面回転を利用して天地を逆にすることでこれが解決できた。
動画機能以外でWUXGAディスプレイの良さを感じたのが「スモールアプリ」だ。フルHDの解像度を持つスマートフォンのXperia Zでも使用したが、もう一つのアプリが立ち上がるという便利機能といった印象だったが、本機の場合はタブレットの画面の広さが活かされており、マルチウィンドウでアプリが利用できるという実用的なものと感じた。

スモールアプリのブラウザはサイズ変更が可能で重宝する
■音楽はWALKMANアプリで
オーディオ機能はなんと言っても「WALKMAN」アプリだ。持ち歩くスマートフォンと違いどちらかというとミュージックプレイヤーやジュークボックス的な立ち位置となるが、大画面による検索や様々なプレイモードのおかげで音楽が楽しめるものとなっている。
内蔵スピーカーでも十分楽しめるができればBluetooth接続のスピーカーで楽しみたい機能だ。スピーカー再生時に効果がある「S-Force フロントサラウンド 3D」や「Clear Phase」、「xLOUD」といった機能を働かせることができる。
また、大画面のおかげで、ビジュアライザーも魅力的なものとなっている。

タッチパネルに最適化されており使いやすい

再生画面

大画面で楽しめるビジュアライザー
■充実のカメラ機能
カメラ機能は「プレミアムおまかせオート」などを含む「Cyber-shot」ゆずりの多機能なものとなっている。イメージセンサーは約810万画素裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R for mobile”が搭載されている。動画撮影はフルHDで撮影可能で、大画面・縮小無しで細部まで確認しながらの撮影は、ビデオカメラやデジタルカメラにはない強みであるとも言える。
また、ピクチャーエフェクトのトップ画面は画面が大きいこともあり、各フィルターの効果がスマートフォンよりも分かりやすいと感じた。

豊富なカメラ撮影機能

ピクチャーエフェクトのプレビューも大きくて分かりやすい
さまざまなAndroidタブレットが出ているがXperia Tablet Zは、デザインや軽さだけでなく機能面でも魅力的な要素が多い。また、見慣れてしまうとあまり感動がなくなってしまうが、WUXGAディスプレイは細かい文字がきっちりと表示されるため視認性が良く、これに慣れると従来のHDディスプレイのタブレットにちょっとガッカリしてしまうほどだ。
そういう意味では、現状Xperia Tablet Zを持つとほかのタブレットには戻れなくなるかもしれない。
記事執筆:mi2_303
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