WRC 世界ラリー選手権】第6戦 ラリー・ポルトガル(5月7日―10日)

【実際の映像】全く曲がれず!突然の大雨で異例クラッシュ

 日本時間10日未明に行われたWRC第6戦のスーパーSSで、豪雨に見舞われて路面コンディションが急速に悪化。フォードのマシンがコーナーで“曲がれない”常識外れのアクシデントに見舞われた。

 競技3日目デイ3のSSS19「ロウサダ」は、このラリーのために設営された特別コースを走るスーパーSSとなっている。また、通常WRCは1台ずつ走行する形式を取っているが、ここでは2台が横並びで同時にスタートする「デュエル」形式で行われた。

 しかしこの日は天候がかなり不安定で、すでにいくつかのステージでは雨が降っていたが、SS19では突然の豪雨に見舞われてしまう。その結果、路面はまるで泥沼のような劣悪なコンディションに変貌し、多くのマシンが前に進むのも苦労するような状況に陥った。

 今大会実況を務めたピエール北川氏は「池なのか、沼なのか、田んぼなのかって言うくらい泥だらけ」「こうなると運を天に任せるという感じ」と、ひどい状態を形容したが、そうしたなか、ウォールに衝突して停車したのがジョシュ・マッカーリーンだった。

 当該の場面、コーナーの入り口で多少減速しており、ステアリングもしっかり切っているようだが、マッカーリーンの操るプーマ・ラリー1はコーナーを直進し、アウト側のウォールへ突っ込んでいる。

 本来、特設されたスーパーSSは見通しがよく、コースもわかりやすいため、クラッシュが見られることはあまりないのだが、トリッキーな天候が最悪の結果を導いてしまったようだ。マッカーリーンは助手席のコ・ドライバーとともにここでマシンを降りることとなった。

 この様子はWRCの公式Xでも取り上げられており、マシンがウォールに激しく激突するシーンとともに、「ジョシュ・マッカーリーンにとって残酷な土曜日の結末」と投稿。その衝撃に「なんというドリフトだ」などの反響が寄せられ、騒然となった。(ABEMAWRC 世界ラリー選手権 2026』/(C)WRC