「露出の多い、タイプの女性を」 警戒期間でも止まらなかった農林水産省”イケメン”係長の盗撮癖

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農林水産省の職員が2日続けて盗撮容疑で逮捕

「ミニスカートや露出が多い、タイプの女性を見つけ撮影しようと思った」

現行犯逮捕された男は、警察の取り調べに対し、そのように語ったという。

5月3日の夜、千葉県警市川署は、農林水産省係長、民部田直人容疑者(41)を、性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)容疑で、逮捕した。

「千葉県警によると、事件は市川市のJR市川駅構内の上りエスカレーターで起きました。民部田容疑者は、目の前に立つ千葉県内在住の20代女性の背後からスカートの下にスマートフォンを差し入れ、撮影しようとした疑いが持たれています。近くにいた目撃者が容疑者を取り押さえ、駆けつけた駅員が通報しました。

取り調べに対し、『スカート内を盗撮しようとしたことに間違いありません』と容疑を認めているようです」(全国紙社会部記者)

容疑者のスマホには、女性のスカート内を撮影したとみられる動画が確認されたという。さらに、冒頭のようにも供述しており、常習性も疑われる。

5月5日の朝、市川署から民部田容疑者が姿を現した。キリッと整えられた眉毛と短く刈り込まれた頭髪。切れ長の目元が涼しげな“イケメン”の男は、真っすぐに前を見据え、警察官に促されるままに姿勢良く歩いていた。

国家公務員による盗撮犯罪ということだが、実は、この翌日にも同様の事件が起きている。5月4日、JR名古屋駅の新幹線ホームで、靴に仕込んだカメラで26歳の女性のスカートの中を盗撮しようとした疑いで、東京都杉並区の芦田将一容疑者(26)が逮捕された。

「警察によると、一緒にいた女性の弟が芦田容疑者の不審な動きに気づき、取り押さえました。駅員が110番通報し、駆けつけた警察官が現行犯逮捕。芦田容疑者は『間違いありません』と容疑を認めているそうです」(前出・記者)

実は、芦田容疑者も農林水産省の職員で消費・安全局に勤務している。

さらに同日には、富山県魚津市教育委員会職員で、市の学校給食センター副主幹給食係長の柿沢晃文容疑者(56)が、富山県魚津市の調理施設の女子トイレに侵入したとして、建造物侵入の疑いで、富山県警魚津署に逮捕された。

「ゲームの技を磨くように」

「市の教育委員会によると、4月28日に学校給食センターの女性職員が女性トイレの床に落ちている小型カメラを発見。調べると、柿沢容疑者の姿が映っており、本人に問いただしたところ、小型カメラを設置したことを認めたようです。容疑者は取り調べに対し『盗撮目的で入った』と供述しているそうです」(地元紙記者)

ゴールデンウィーク前、全国各地の自治体では、痴漢や盗撮の被害を防ぐために注意を呼びかけるイベントが行われた。福岡県警は4月22日に福岡市博多区のJR吉塚駅前で痴漢・盗撮被害防止キャンペーンを行っている。県内では今年に入って3月までの盗撮検挙数が95件で、去年の同じ時期の1.5倍に増えていた。

ゴールデンウィーク真っ只中ということもあり、多くの人が集まるエリアでは特に重点的に警戒を強めていたに違いない。それでも起きてしまう痴漢・盗撮事件。2日連続で3名もの公務員が盗撮容疑で逮捕される事態は、もはや異常事態と言えるのではないか。新潟青陵大学大学院教授(社会心理学)の碓井真史氏に話を聞いた。

「まず、日常的な真面目さと性的行動は別物でしょう。公務員として真面目に働く姿は嘘ではなくても性的欲望の心は同時に成り立ちます。適度にストレスや欲望が発散できればいいのですが、真面目さが求められる公務員の中には発散が苦手な人もいるでしょう。

盗撮行為をする人の中には、窃視症(のぞき行為で性的興奮を得る症状のこと)のような病的な人もいます。自分でも抑えられず、社会的地位があっても繰り返す人もいます。また盗撮犯の中には、盗撮を釣りやゲームの技を磨くように取り組んでいる人もいます。高度な盗撮に達成感を感じるのです。真面目で頭も良くお金にも不自由していないからこそこの歪んだ技磨きに励んでしまう人もいるかもしれません」

そう話した上で、現代社会の問題点についてもこう語る。

「いずれにせよ、現代のこの状況が盗撮犯罪を増加させています。以前なら、非常に特殊な機材や特殊な技術がなければできなかった超小型カメラによる盗撮などが、素人にもできるようになった。誘惑が増えているわけです。これまで以上に、自制心が求められています」

早急な社会的対策が求められる。