7日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比412.50ポイント(1.57%)高の26626.28ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が118.73ポイント(1.35%)高の8919.48ポイントと続伸した。ハンセン指数は2月27日以来、約2カ月ぶりの高値水準を回復している。売買代金は3124億8910万香港ドル(約6兆2310億円)と高水準が続いた(6日は3047億3710万香港ドル)。
 投資家のリスク選好が強まる流れ。米イランの戦争終結観測や、米半導体株の高値更新などが追い風だ。トランプ米大統領は6日、米公共放送のインタビューで、14〜15日に予定する米中首脳会談の前にイランとの戦争終結に合意する可能性があると発言した。原油相場も急落している。6日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比7.0%安の95.08米ドル/バレルと大幅続落。一時は88.66米ドルと、約2週ぶりの安値を付けた。また、6日の米株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が4.5%高と大幅続伸し、史上最高値を連日で更新している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が10.3%高、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)7.6が%高、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が7.3%高と上げが目立った。周大福については、通期業績の45〜55%増益見通しが材料視されている。快手などテック銘柄に買いが先行する中、ハンセン科技(テック)指数は3.1%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 セクター別では、エアラインやツアー会社など旅行関連が高い。中国国際航空(753/HK)が5.4%、中国南方航空(1055/HK)が5.0%、中国東方航空(670/HK)が4.9%、同程旅行HD(780/HK)が5.0%、携程集団(9961/HK)が3.1%ずつ上昇した。原油安を受け、燃油コスト増の不安が薄らいでいる。1日から始まった中国の大型連休では、燃油高騰による採算悪化を避けるため、一部の路線で運航取りやめが相次いだ。
 半導体セクターも急伸。上海壁仞科技(6082/HK)が14.8%高、瀾起科技(6809/HK)が11.2%高、蘇州納芯微電子(2676/HK)が9.4%高、華虹半導体(1347/HK)が8.7%高で引けた。
 太陽光発電関連も物色される。福莱特玻璃集団(6865/HK)が7.4%高、協キン科技HD(3800/HK)が5.7%高、信義光能HD(968/HK)が5.0%高で取引を終えた。ほか、太陽光電池メーカーの海南鈞達新能源科技(2865/HK)が8.6%高。宇宙太陽光発電の関連銘柄として改めて注目された。
 半面、石油セクターは安い。中国石油天然気(857/HK)が8.5%、中海油田服務(2883/HK)が6.2%、中国海洋石油(883/HK)が5.8%、百勤油田服務(2178/HK)が3.4%ずつ下落した。
 本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.48%高の4180.09ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。空運、電力、インフラ関連、自動車、不動産、医薬、保険、素材なども買われた。半面、エネルギーは安い。銀行・証券や消費関連の一角も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)