中谷に判定勝ちした井上尚弥(左)【写真:荒川祐史】

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世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が2日、東京ドームで元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。世界が注目した“世紀の一戦”は至高の技術戦に。その内容に海外メディアも酔いしれた。

 会場の東京ドームには多くの海外記者が来日。その模様は世界に発信された。

 互いに“打って外して”を繰り返す至高の技術戦。試合中にもかかわらず、互いに笑みを浮かべるシーンがあった。しかし、終盤に攻めた井上が中谷に判定勝ち。ド派手なKOでなくとも、内容を海外メディアも高く評価している。

 米スポーツ専門局「ESPN」は「ナオヤ・イノウエがジュント・ナカタニを破り、無敗をキープし4団体王座を防衛した」との見出しで報道。「慎重な立ち上がりは両王者間の絶大なる敬意の結果であり、それは試合を通じて終始明白だった」と試合をレポートした上で「ナカタニは様々な試みで攻めたが、イノウエの精緻な動きが的を絞らせることを困難にし、接戦となったラウンドを奪い取るに十分な立ち回りを見せた」と評した。

 米専門メディアボクシングシーン.com」も「ナオヤ・イノウエがジュント・ナカタニとのハイレベルな一戦に3-0判定で勝利」と報道。「国家の重みと期待を一身に背負った一戦において、ナオヤ・イノウエとジュント・ナカタニはその期待に完璧に応えた」と両者を称えた。

 その上で「決定的な局面は、勝負の行方が予断を許さない状況にあった12回に訪れ、イノウエが突き放した。日本の偉大なる強者は、その大舞台にふさわしい最高水準で繰り広げられた激闘の中で、一気に流れを引き寄せた」とモンスターの底力に唸った。

 また、英国の衛星局「スカイスポーツ」は「ナオヤ・イノウエが東京でジュント・ナカタニを破り、4団体王座を防衛」との見出しで報道。敗れた中谷について「3階級制覇王者は、イノウエの猛烈なパワーと容赦ないコンビネーションに対処できず、敗北でナカタニの無敗は32戦で終わった」と伝えた。井上の凄みが改めて浮き彫りになる12ラウンドだった。

(THE ANSWER編集部)