石川県内では早くも田植えのシーズンが始まっていますがコメ農家にとって気がかりなのは燃料価格高騰の波。

依然続くホルムズ海峡の封鎖による石油製品や燃料調達への懸念は米作りにも大きく影響しているようです。

渡邉百音キャスター「雲ひとつない青空の下、今年もこの時期がやってきました。能美市ではきょうから田植えが始まりました。」

能美市来丸地区で始まった田植え。この日、植えられていたのは早稲品種「ゆめみづほ」です。

コメ生産者「油がないとお米作りが出来ない」

病気に強く、収穫量が多いのが特長で、お盆すぎごろ収穫を迎えます。

和多農産・和多真智代表「酷暑という言葉もできたので高温障害が出ないようにしっかりと管理するということがいいお米をつくる方法」

和多農産では2026年、93ヘクタールに田植えし520トンの収穫を見込んでいますが和多さんが心配しているのが長引く燃料価格高騰の影響です。

和多農産・和多真智代表「田植え機、トラクター、コンバイン全て軽油を使っているが、2年前から毎年大体20%くらい上がっていて今20%後半くらい上がっている正直油がないとお米作りができない」

中東情勢の影響で、和多農産では燃料に関する経費が2026年は2025年に比べておよそ27%ほど上がっているといいます。

「農業と燃料は密な関係だ」と話す和多さん。燃料が使われているのは、農業用機械だけではありません。

和多農産・和多真智代表「収穫の時期になると灯油でお米を乾燥させるが、毎日600リットルくらい使う」

不安定な状況続けば「肥料や除草剤も影響が出てくるのでは」

さらに…

和多農産・和多真智代表「草が生えないようにする剤も油を使って作る油や燃料とか大変なことになっているがこれも争いが続くと(除草剤を)作るのにも支障がでてくる」

米づくりには欠かせない肥料や除草剤もプラスチックを原料とする樹脂でコーティングされているため、不安定な情勢が続けば影響が出てくるのではないかと心配しているそうです。

和多農産・和多真智代表「経費の負担にもなっているし、これがないと田植えもできなければお米造りもできないので。最近はコメの値段が高くなってきてやっとお米が安心して作れる環境になったが、でもまた色んなものの値が上がってくるので農家の皆さんは不安に思っているのではと思う。」