新入生ゼロの学科 生徒獲得に向けた取り組み

8日は出水市の野田女子高校で入学式がありました。ただ、衛生看護科では、県内の公立高校で初めて学科への新入生がゼロでした。

生徒獲得に向けた取り組みが始まっています。

新入生51人が入学した出水市の野田女子高校。生活文化科、食物科、5年制の衛生看護科がありますが、8日の入学式に衛生看護科の新1年生の姿はありませんでした。

学科への新入生がゼロ

(衛生看護科 蒲池智子教諭)「衛生看護科生が入学する予定だった教室。さみしい。必ず来年はここに衛生看護科を戻したい」

58年前に設置された衛生看護科は、公立高校で看護師の資格がとれる県内唯一の学科です。

しかし今年、志願者がいなかったことから県内の公立高校で初めて学科への新入生がゼロになりました。教員の数も減らされ、不安を抱えています。

(衛生看護科 蒲池智子教諭)「(衛生看護科の教員も)1人定数が減る。(1年生が)1年いないというのを今まで誰も経験していないので心配」

衛生看護科の生徒と学校をPR

前例のない事態に教員も生徒も動き始めています。

生徒たちと向かったのは、薩摩川内市のコミュニティ放送局。

衛生看護科の生徒3人と学校をPRします。

(FMさつませんだい 山内美輝さん)「なぜ衛生看護科を志望した?」

(新4年生 藤井星羅さん)「将来、看護師になりたくて」

(FMさつませんだい 山内美輝さん)「やりがいのある授業は?」

(新4年生 藤井星羅さん)「実際に患者さんの体を拭くなどすると看護師っぽいなと」

「女子高あるある」も 学校の魅力をアピール

看護科ならではのエピソードだけでなく…。

(FMさつませんだい 山内美輝さん)「勉強以外で楽しいことは?」

「恋バナとか?あんまりないけど」

「女子高あるある」なども交えつつ学校の魅力をアピール。

(新4年生 田島凛乃さん)「女子高なので気をつかわず話せる空気がある。クラス全体が仲がいいのが特徴」

(新4年生 山口美結さん)「授業の様子もインスタに投稿しているので見てほしい」

(新4年生 藤井星羅さん)「かわいくて楽しい先輩がたくさんいる」

再起をかけた新たな1年が始まる

来年の新入生獲得に向け歩み出した野田女子高校。

(野田女子高校 加藤寛一校長)「新入生に衛生看護科の同級生がいない不安、専攻科生においてはかわいい後輩がいないさみしさを味わわせてしまい、本当に申し訳ない。学びの灯を消してはいけないと強く心に刻み、全力で生徒募集に取り組む決意」

再起をかけた新たな1年が始まりました。