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そもそもプロなら応募してこない…?

X専用のAIチャットボット「Grok」が、性的に露骨なコンテンツを許可なく勝手に生成しまくる問題で、世界は翻弄されました。このほど人材紹介サービスのGreenhouseは、そんなGrokのトレーナーとして、xAI(エックスエーアイ)が新たなプロフェッショナルの積極採用を進めていることを示す求人情報を公開していますよ。

時給2万円も夢じゃない?

xAIが募集しているのは、いわゆるライターの職種。その目的は、Grokの学習をサポートし、幅広いジャンルとフォーマットで、プロレベルのコンテンツ生成がなされるよう、評価や改善に携わることとされていますね。

求められるライターのジャンルも、SF作家や小説家から法律、医療、ジャーナリズム分野の専門的なライティングまで、多岐におよんでいます。その時給は、最低でも40ドル(約6,000円)となり、最高額は時給125ドルという、1時間で2万円近く稼げる好待遇が約束されているんだとか!

応募条件のハードル高すぎ!

破格の好条件にも見えるGrokのトレーナー職。しかしながら、よくよくチェックしてみると、並大抵の経歴では応募すらできないようです。

たとえば、フィクション作家の募集要項には、大手出版社から小説を出していることとか、小説の販売部数が5万冊を超えていることといった、驚くべき応募条件が列挙。有名雑誌の連載を10本抱えているだとか、ヒューゴー賞(Hugo Award)の受賞歴なんて知名度まで求められており、こうした条件に複数該当する人のみ募集できるとされていますね〜。

ほかにも、シナリオライター・脚本家の募集には、大手配給会社の公開映画で2作品以上にエンドロールで名前が出てくるだとか、YouTuberならYouTubeの動画再生回数が1,000万を超えていること、アカデミー賞やエミー賞の受賞歴なんて条件まで。

いったいだれがこんな求人条件をクリアしているのか、首を傾げたくなるほど高すぎるハードルばかり目立っています。そもそもそんなスゴい作家さんなら、最低時給6,000円程度のアルバイトに応募してくるわけないのでは?

しかも仕事の内容が、AIに自分の作品をコピーされ、同じレベルの作品を自動でガシガシ生成できるようトレーニングするという、ある意味でクリエイターに対する侮辱のような職務につかせるなんて…。

さらにGrokへの批判が高まりそうなプロジェクトが、イーロン・マスクCEOの主導で進みつつあるやもしれません。

Source: Greenhouse

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