インドネシア戦で1アシストを決めた三戸。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 2025年6月10日、北中米ワールドカップのアジア最終予選で日本代表がインドネシアを6−0と文字通り圧倒。このゴールショーのきっかけを作ったのが、A代表デビューを飾った22歳の三戸舜介(スパルタ)である。

 0−0で迎えた15分、3−4−2−1システムの左ウイングバックを担った三戸は左サイドから丁寧なクロスを上げて鎌田大地の先制点をアシストした。本人にしてみれば狙い通りで、「練習中から自分のインスイングのクロスからの得点はあったので、その形が出たと。良かったです」とコメントしていた。

 「今回の活動が最後にならないよう、自分の特長を出して、得点に関わりたい」思いがあったので、1アシストという結果はまずまずだろう。ただ、本人に満足した様子はなかった。
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 著者が「6月の連戦はもしかすると、三戸選手にとって人生を変える戦いになったかもしれません。ここで結果を残せば来年のワールドカップに繋がる可能性もありますし、その点で1アシストを決めたのは大きかったのでは?」と訊くと、次のように切り返された。

「ここでアシストできたから今後の代表に関われるかといえばそうではないと思っています。自チームでレベルアップしないと。今のチームのままじゃ呼ばれない。あまりワールドカップが近づいたとは思っていません」

 楽観視せず、むしろ危機感を強める。野心的で、一喜一憂しないスタンスはJリーグの頃から変わらない印象だ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)