板倉(4番)や谷口(3番)が苦戦の理由を語った。(C)Getty Images

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[アジア杯GS第1節]日本 4−2 ベトナム/1月14日/アルトゥマーマ・スタジアム

 日本代表は1月14日、アジアカップのグループステージ第1節でベトナムと対戦。4−2で勝利を飾った。

 結果だけ見れば4ゴールを奪っての白星発進。だが、南野拓実のゴールで11分に先制しながら、前半に逆転を許すなど、反省点も少なくない試合だった。

 セットプレーからの2失点と共に気になったのは、これまで機能していた前半のプレスが“はまらなかった”点だ。プレッシングをしても高い位置でボールを奪えず、故に攻撃でも5−4−1のブロックを崩さざるを得ない状況が起きてしまった。

 ここまでAマッチ9連勝と絶好調だった日本代表に何が起きていたのか。CBの谷口彰悟はこう説明する。

「(ボールを大切にするサッカーは)正直、予想以上でした。もう少しこっちがプレッシャーをかけたらロングボールでくるかなという予想はしていたんですけど、それよりもしつこくしっかり繋いできたり、人数をかけてやってきたので、これはちょっと簡単じゃないなと思っていました」

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 その谷口とCBを組んだ板倉滉も「守備の時になかなかはまっていなかったと」と指摘する。

「相手もボールを回すところに関しては、非常に高いクオリティを持ってやっていた。なかなか、そこははまらなかったなと言う印象はある」

 ファーストプレスの役割を担った1トップの細谷真大も、「ビルドアップは相手も上手かったですし、ちょっと予想外の展開。もう少しギアを上げるべきだったのかなと思います」と反省を口にした。

「もうちょっと前から行って取れるかなと思ったんですけど、本当に思った以上に繋ぐのが上手くて。元々ビルドアップが上手いのは知ってましたけど、その上を行ったこともあったので、ファーストディフェンダーというところでは、自分の実力不足もありますけど、もっとはっきりした方が良かったかなと思います」

 想定外の事態で苦戦を強いられたものの、それでも4ゴールで勝ってしまうのが今の日本代表だ。むしろ、初戦で課題が出たのは悪くなかったかもしれない。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)