中国の非鉄金属大手でレアアース企業を傘下に持つ中国鋁業(601600/上海)は23日、値幅制限いっぱいとなる前日比10.03%高の6.80元で取引を終えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の非鉄金属大手でレアアース企業を傘下に持つ中国鋁業(601600/上海)は23日、上海市場で値幅制限いっぱいとなる前日比10.03%高の6.80元で取引を終えた。
 
 中国鋁業は23日、前日の終値6.18元より3%ほど高い6.39元で取引を開始、直後から買いを主体とする活発な注文が入って前場に一時値幅制限に迫り、後場にかけて小幅な上下が続いたもの、取引終了10分前に続々と買い注文が入って値幅制限いっぱいまで上昇した。

 大幅な値上がりの背景には、かねてより伝えられてきた中国のレアアース業界再編に関連して、五鉱稀土(レアアース)(000831/深セン)が22日の取引終了後、3つの大手レアアース関連企業グループの5社による合併が国務院から認可を得たと発表したことがあるようだ。
 
 五鉱レアアースは22日、国務院が中国鋁業集団の持つ中国稀有稀土の株式、中国五鉱の所属企業が持つ五鉱稀土および五鉱稀土集団の株式、贛州稀土集団とその所属企業が保有する中国南方レアアース集団、江西贛州稀有金属交易所、贛州中藍稀土新材料科技の株式を統合して新会社を設立することを承認したと発表した。中国鋁業、贛州稀土、五鉱集団はいずれも中国6大レアアース企業集団に数えられており(残りは、包鋼集団、広東稀土、厦門タングステン業)、中国政府のレアアース産業発展政策のもとで巨大な国有レアアース企業「中国稀土集団」が誕生することになる。

 一方、五鉱レアアースの23日の株価は、取引開始直後に対前日比+8.20%まで急上昇したものの、その後は値を下げていき、同0.27%高の45.10元と小幅な上昇に留まる対象的な反応となった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)