中国高速鉄道がどれだけ格闘しても「勝てない敵」とは=中国報道
記事が紹介した敵の1つは「鳥」だ。架線に鳥が巣を作ってしまうと、巣の材料が導体となってしまい、ショートを起こす可能性があると紹介。ショートすれば運行停止など甚大な影響が出るため、定期的に撤去する必要があるという。記事によると、中国では毎年20万個以上の鳥の巣を撤去しているそうだ。
空気抵抗が大きい状況で速度をさらに上げるためにはより大きな電力が必要になるが、そのためには大容量の電力を流すことのできる架線が必要になると記事は指摘した。大きな電力に耐えることのできる架線を作るだけの技術がなかった中国は、ドイツや日本などと交渉したが、中国のニーズを満たすだけの物がなかったという。
そのころ、日本はより大容量の電力を流せる架線の研究開発をしているところだったが、「中国にはサンプルでも渡すわけにはいかない」と言われてしまい、「非常な屈辱を味わった」と記事は伝えた。そこで、独自の研究開発を進め、大変な苦労の後に大容量の電力を流せるクロムジルコニウム銅の架線を短期間で作り出すことに成功したと自賛している。
記事は最後に、中国高速鉄道は「空気」という敵には打ち勝つことができたが、「鳥」との戦いは続いており、効果的な鳥の巣作り防止法がなく、科学者も今のところお手上げだと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
