上白石萌音&萌歌は前代未聞の“朝ドラリレー”…売れる2人を作る「姉妹力」を大解剖

右から姉・上白石萌音、妹・萌歌(写真・朝日新聞)
「広瀬姉妹は、芸能界最強ですよ。妹のすず(22)は、清純派としてデビューしましたが、2020年公開の映画『一度死んでみた』では、見事なアクションを披露。今後はアクション女優としての活躍も期待されています。
一方、姉のアリス(26)は、『R-1グランプリ2021』(フジテレビ系)の司会を務めるなど、ドラマだけでなくバラエティにも強い “コメディエンヌ” としての地位を確立しました」(ドラマ制作スタッフ)
今、芸能界には広瀬姉妹を筆頭に、空前の姉妹ブームが訪れている。広瀬姉妹の後を猛烈な勢いで追うのは、上白石姉妹だ。
「上白石姉妹は “清楚な雰囲気だけど、身近にいそう” という、絶妙な親しみやすさが武器です。2021年秋のNHK連続テレビ小説でヒロイン役を演じる姉の萌音(23)に続き、妹の萌歌(21)も、2022年春スタートの朝ドラに出演します。朝ドラを姉妹で “リレー” するなんて、前代未聞です」(テレビ局関係者)
有村姉妹と土屋姉妹も、芸能界になくてはならない存在になっている。
「妹の架純さん(28)は、清純派のイメージもありますが、映画『ナラタージュ』で大胆な濡れ場を演じるなど “艶技” にも定評があります。役柄に身も心も本気で取り組む憑依系女優として評価が高く、出演オファーが絶えません。姉の藍里さん(30)は整形を告白しましたが、世間の評価は好意的。バラエティ需要は高いですよ」
そう語るのは、スポーツ紙記者だ。さらに、土屋姉妹も……。
「妹の太鳳さん(26)は、どんなに忙しくてもセリフをすべて頭に入れて現場に現われます。一生懸命な姿勢から、数字に関係なく、『彼女と仕事がしたい』というスタッフが多いんです。
姉の炎伽さん(28)は、じつは、すらりとした脚が妹よりもきれいだと評判です。妹と切磋琢磨して演技力を磨ければ、広瀬アリスさんのような立ち位置も見えてきます」(芸能記者)
いったいなぜ、これほど姉妹タレントが人気なのか。新潟青陵大学大学院教授で、社会心理学者の碓井真史氏(61)はこう分析する。
「たとえば姉が先に芸能界で活躍していると、妹としては『〇〇の妹』ということで、最初から注目されます。さらに姉のおかげで、芸能界がどんなところかデビュー前からわかるので、安心感もあり、心理的なハードルも下がるでしょう。
ただ、姉妹は心理学的には、つねにライバル関係にあります。幼いころは親の愛情を取り合い、大人になれば仕事で競い合う−−。だからこそ、お互いに支え合える姉妹の仲のよさが大切です」

左から姉・広瀬アリス、妹・すず
そして、「姉妹での芸能活動には、特有の難しさがあります」と語るのは、タレントの矢部美穂(43)だ。矢部は三姉妹の長女で、2人の妹も芸能活動をしていたことがある。
「私がデビューしたあと、次女の美佳(40)、三女の美希(37)がデビューしました。美佳は、ものまねタレントになりたがっていましたし、美希はタレント志望というより、実家を飛び出して私のもとにやってきました。
当時の私は姉として、『妹たちをなんとか成功させてあげたい』と思い、駄目出しをしたり、名前を売るためにグラビアに出演させたりしました。妹たちは、すでに芸能界を引退しましたが、今でも『お姉ちゃんに脱がされた』なんて恨み節を言います(笑)。
姉妹で芸能界にいると、『どっちのほうがかわいい』など、あらゆることで比べられます。SNS全盛の今、さらに好き勝手言われるでしょう。でもすべてを聞いていては、ストレスで芸能活動なんて続けられません。姉妹のあいだに絆があり、世間の声を適度に聞き流すことが、姉妹で活躍する秘訣です」
さらに、この姉妹ブームが「世相を反映している」と語るのは、『きょうだい型人間学』(河出書房新社)などの著書がある、国際基督教大学教養学部客員教授の磯崎三喜年氏(66)だ。
「男性の兄弟と比べ女性姉妹は、コミュニケーション能力が高い傾向があるため、お互いのよさも認め合えることが多いのです。姉妹が、お互いを理解し合い、お互いの力になろうとする姿は、視聴者にとって安心感を与えるものです。姉妹ブームの遠因には、そうした安心感を今の社会が無意識に求めているということがあります。
2000年代以降、少子化が進み、一人っ子も多い時代になりました。3人以上のきょうだいを持つ家庭は、ほんの数%にすぎず、姉妹はある意味、羨ましい存在でもあります。平均賃金も下がり、先進国とはいえなくなった今の日本は、けっして安心できる場所ではありません。そんな不安が広がる社会なので、人はよりいっそう安心できるものを求めています。
今後は、姉妹のどちらかにスキャンダルが発覚したとき、それを姉妹でどう乗り越えるかによって、それぞれの姉妹の真価が問われるでしょう」
この美しい4組の姉妹のスキャンダルだけは、耳にしたくない!
(週刊FLASH 2021年3月30・4月6日合併号)
