元カノへの暴行疑惑が浮上した韓国人気歌手…嘘をついているのはどちらか

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暴露した側か、暴露された側のどちらかは、嘘をついている。

トロット(=韓国演歌)歌手のキム・ホジュンに、またもや疑惑が浮上した。大人気番組『ミスター・トロット』を通じて大衆から愛されたキム・ホジュンだが、同時にさまざまな“雑音”が次々と生じている。

【写真】“トロット女神”と呼ばれる美人歌手のステージ 

8月4日、キム・ホジュンの元彼女の父親A氏は、ネット上で自分の娘がキム・ホジュンと付き合っていた当時、悪口や暴行を受けたと主張した。それに対してキム・ホジュンの所属事務所は直ちに事実無根だと反論し、刑事告訴を予告した。

すでにキム・ホジュンは、元マネージャーと主張する人物との葛藤を経験している。また兵役問題や軍入隊延期と関連した疑惑もあったが、これは兵役判定身体検査の結果を公開して一段落した。

真実よりもイメージに影響大

キム・ホジュンと関連して繰り広げられる議論は、一方的な暴露と解明、そしてまた別の暴露が続くピンポンゲームのように見える。

キム・ホジュンの元マネージャー側は、一度にすべての問題を提起するのではなく、疑惑を1つずつ取り出す“サラミ戦術”の暴露を選んだ。キム・ホジュン側は、自分に向けられた議論が起きるたびに、積極的に解明して事実を明らかにしているが、このような“サラミ戦術”によって疑惑の解明よりも、疑惑自体に注目が集まってしまっている。

キム・ホジュンのファンでもなく、入念に事実確認をしていない人が、双方が主張したことが何であり、どれが真実なのかを明確に知ることは難しい。単純に「キム・ホジュン=論議」という否定的な見方が生じ、疲労感だけが高まっている。

芸能人にレッテルを貼り、そのイメージに深刻な打撃を与えるケースが増加している。ある業界関係者は、「疑惑を提起する側も解明する側も、いずれも一度にすべてのデータを公開してほしい。1つの疑惑を暴露して反応を見ながら、さらに暴露を続けるような方法は、ファンをはじめ、業界に対する不信だけを残す」と指摘した。

(写真提供=センガグルポヨジュヌン・エンターテインメント)キム・ホジュン

キム・ホジュン側は最終的に、解明を超えて告訴を行い、自分たちの無念を解決しようとしている。キム・ホジュンはすでに元マネージャー、兵役疑惑を提起したジャーナリスト、カロセロ研究所をはじめとするユーチューバーを訴えた。

そして8月6日には、元彼女の父親A氏を相手に虚偽事実流布による名誉毀損の告訴状を提出した。メディアを通じた暴露と解明が繰り返されているため、キム・ホジュン側は法的に自分たちの立場と真実を確認することが、より速く、確実だと判断したわけだ。

そのため今回の元彼女関連の論議が浮上すると、素早く証拠を収集し、刑事告訴を準備した。

疑惑を提起する側もキム・ホジュン側も、一方的な暴露や主張、「信じてくれ」という言葉ではなく、正確な事実と証拠に基づいて真実が何かを確認する段階に来た。もちろん、その過程が、所属事務所が期待するほどスムーズにいかないこともあるだろう。

だからこそメディアも暴露だけを追跡するのではなく、真実は何かを見守りながら、どちらが嘘をついているのか明確に知らしめる必要がある。