レアル・マドリードでプレーするMFハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】

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自身の去就について言及、スペインのクラブから良い提案も…「レアルが拒否した」

 コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスと、所属するスペインの強豪レアル・マドリードとの間には、根深い確執がある模様だ。

 ハメスは母国メディア「GOL CARACOL」のインタビューに対して「レアルが中国行きを望んだから断った」と明かし、感情的な対立とも取れる背景を語っている。

 ハメスは昨季までレアルからドイツ王者バイエルン・ミュンヘンに2シーズンにわたる期限付き移籍をしてプレーしたが、「バイエルンでプレーし続けたくなかったのは僕の判断。クラブに買い取りオプションを行使しないように頼んだ。彼らはそれを望んでくれたけど、僕が快適でなかったから。その時の僕の決断はそうであり、後悔はしていない」と、今季開幕前に保有権がレアルに戻った。

 そうした存在だったハメスに対し、レアルは決して暖かく迎えたわけではなかったという。プレシーズンのトレーニング中の状況を「戦術練習をするために必要な存在として僕をクラブに残した」と感じたことを告白。そして、他国からのオファーが常に噂されたハメスの状況について、実際のところを口にしている。

「スペインのチームから非常に良い提案があったけど、レアルが拒否した。正直なところ、レアルは僕に別のクラブへ行ってほしかったから。イタリアからのオファーもあったけど、良くないと感じて納得しなかった。代理人のジョルジュ・メンデスからは、レアルから電話があり中国からのオファーがあると。僕は彼に、『レアルが望んでいる以上、中国には行かない』と答えた。それに、まだヨーロッパでできると思っているから」

 今季終了後にレアルとの契約が残り1年となるだけに、ハメスに対する移籍オファーはこれまでよりも成立しやすいだろう。レアルでプレーするモチベーションを失っているようにすら感じるハメスだけに、代理人のメンデス氏もチーム探しに忙しい日々になりそうだ。(Football ZONE web編集部)