#麻薬#性暴行#飲酒ひき逃げまで…韓国芸能界に今、何が起きているのか
大衆からの愛情と羨望を一身に浴びる韓国芸能界が、相次ぐ物議で社会問題の中心に立っている。
その種類も範囲もさまざまだ。
麻薬、性暴行にわいせつ行為、飲酒·ひき逃げ…。これらの罪を犯した彼らは、歌手や俳優、ミュージカル俳優、子役出身役者などだ。
これまでお茶の間やスクリーン、劇場で好きな芸能人に歓呼したファンたちも、最近は彼らを見るために裁判所の前で涙を流す苦労をしている。
それだけではない。国内外の芸能界関係者らと会ってビジネスやスケジュール調整してきたマネージメント関係者らは、彼らの法律的な問題を解決するために苦労している。輝かしいスターのためとはいえ、その作業は苛酷だ。
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最近でもっとも失望を抱かせた芸能人はパク・ユチョンとカン・ジファンらが挙げられる。
昨年の韓国芸能界でキム・ギドク監督かにチョ・ジェヒョンにいたるまで、中年の芸能関係者らがセクハラで物議を呼んだが、パク・ユチョンは虚偽の記者会見をし、皆を欺いた。
淚の記者会見を通して「絶対に麻薬はしていない」というパク・ユチョンの言葉とは違い、現実は麻薬陽性反応が出たのだ。パク・ユチョンは周囲の関係者たちに「僕は本当にしなかった」と最後まで否定したが、結局、懲役10カ月・執行猶予2年を言い渡されてから「正直に生きるつもりだ」と頭を下げた。
カン・ジファンのわいせつキャンダルも芸能界に衝撃を与えた。
外部スタッフの女性2人に対しして、性的行為およびわいせつ行為をした容疑で逮捕されたカン・ジファンは7月12日に拘束された。
「私生活に問題がある」とのウワサが現実に。次もあるのか?カン・ジファンは7月9日、女性外部スタッフのA氏とB氏と京畿道・広州市の自宅で酒を飲んだ後、2人が寝ていた部屋に入ってA氏に性的暴行を加え、B氏にセクハラした疑いを受けている。マスクをつけたまま、縄で縛られたカン・ジファンの姿も、1本のドラマを見るようだった。
このほか、昨年に泥酔状態で無免許運転して事故を起こした後、逃走した疑いで1審では懲役1年6カ月を言い渡された俳優ソン・スンウォンは最近、検察が控訴審でも懲役4年を求刑した。
また、飲酒運転を見過ごした疑いで不拘束立件されたオ・スンユンは、すべての作品で降板した。昨年、セクハラや凶器脅迫の疑いで所属事務所から契約解除されて事実上、芸能界活動ができなくなったイ・ソウォンも同じような状況だ。
度重なる事件・事故のせいで、芸能界へ風当りはさらに厳しくなる見通しだ。
特にパク・ユチョンとカン・ジファンの場合、「才能はあるが私生活が良くない」という噂が以前からあった。
ある芸能界関係者は「噂を噂としてそのまま通り過ぎることができなくなった典型的な事例だ」とし、「いくらスター性があっても結局は、“酒グセが悪い”、“私生活が知られたら芸能活動どころではない”という噂が、結局は数年後には現実になってしまう」と苦情を隠さなかった。
韓国芸能界にはまだ、彼らのほかにも、実体が明らかになっていないスターが多いかも知れない。どんな罪名で大衆と関係者たちを驚かせるか予想もつかないが、今からでも遅くはい。新しい人生を生きていかなければならないのではないか。
もうひとつ。トップスターの離婚やセックススキャンダルなどの事件が相次いだため、前YGエンターテインメントの前代表だったヤン・ヒョンソク氏と、元BIGBANGのメンバーだったV.Iの議論は少しずつ忘れられつつある。
2人の場合、性的接待から収賄、麻薬疑惑までマンモス級だ。とある芸能界関係者は「YGエンターテインメントの事態を見て、韓国芸能界が大きな危機感を感じたのは事実だ。ただ、韓国芸能界が麻薬や悪い物ばかりではないということを、これから次世代が見せる時代が来た」とし、「芸能人たちも最近の事態によって、より重い責任感が必要になるだろう」と見通した。