(撮影:福田ヨシツグ)

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世界に約3,500頭しかいない幻のゴールドホース・アハルテケ。トルクメニスタンでは国章としてあがめられるほど高貴の象徴になっている。

「金色と言っても千差万別で、この8頭もそれぞれ違う色に輝きます」(牧場関係者)

東南アジア原産で古くはアレキサンダー大王、中国の武将呂布が愛したという伝説の馬・アハルテケ。黄金に輝く理由はほかの種類の馬に比べて毛並みが細かく短毛でシルクのように滑らかだからだそう。

朝日に照らされて輝くゴールドの馬体は拝みたくなるほど神々しい! 現在はロシア、トルクメニスタンで主に保護されており、原則国外への輸出は禁止とされている。しかし2年前、「絶滅の危機を救いたい」というオーナーの熱意が伝わり特別に来日。

そして今年5月31日、ついに繁殖に成功し赤ちゃんも誕生した。

オーナーは「一つの命。元気で無事に生まれてきてくれて、ホッとしました」と温かい笑顔で語る。

この牧場では家族のように大切にされ、のびのびと人懐っこく穏やかに育っている。現在施設を整備している段階のため一般公開は未定。完成次第アハルテケに会えるという。