さらなるレベルアップを求め、活動の地をベルギーからイタリアに移す冨安。 (C) Getty Images
 日本代表DFの冨安健洋の新天地がセリエAのボローニャに決定した。現地時間7月8日、シント=トロイデン(STVV)から正式に発表された。

 18年1月、アビスパ福岡からベルギーのシント=トロイデン(STVV)に移籍した冨安は、18-19シーズンの公式戦40試合に出場、チームの主力として活躍した。また、日本代表にも選出され、今冬に開催されたアジアカップでは準優勝に貢献。6月にブラジルで開催されたコパ・アメリカ(南米選手権)での3試合には、CBとしてフル出場を果たした。

 海外でもその実力は高く評価されており、ブンデスリーガやセリエAの他クラブからも関心を寄せられていたが、最終的には“本命”であったボローニャに決まった。

 ボローニャ紙『CORRIERE DI BOLOGNA』によれば、契約は2024年6月30日までの5年。イタリアの移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏のサイトによれば、移籍金は800万ユーロ(約10億円)で決着がついたと思われる。

 イタリアのセリエAに日本人選手が所属するのは、2018年冬に長友佑都がインテルを去って以来11人目となる。

 20歳のCBは、来年に控える東京五輪でも主力として期待され、今後の日本代表を背負う存在として将来を嘱望されている。成長著しい冨安の活躍が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部