<WBOスーパー・フライ級王座決定戦 井岡一翔・アストン・パリクテ>10R、レフリーが試合をストップし井岡は4階級制覇(撮影・長久保 豊)

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 ボクシングのトリプル世界戦が19日、千葉市の幕張メッセ・イベントホールで行われ、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦に臨んだ同級2位の井岡一翔(30=Reason大貴)は、同1位アストン・パリクテ(28=フィリピン)に10回TKO勝ち。2年2カ月ぶりとなった国内のリングで日本人男子では史上初の4階級制覇を達成した。男子で4階級以上制覇は世界で20人目の快挙。

 井岡は10回に右ストレートが決まると連打を叩き込み、レフリーが間に入って試合を止めた。試合後、井岡は「僕以上に期待してくれた人にこの勝利をささげたい。このベルトのためにすべてをかけてきた。日本で達成できてうれしい」と喜びを口にした。

 井岡は昨年大みそかにマカオでドニー・ニエテス(フィリピン)に1―2の判定で敗れたが、そのエニテスの王座返上で再び巡ってきたチャンスを生かし、夢を実現させた。

 17年末に1度は引退を表明。だが、昨年7月に海外を拠点に復帰することを発表した。4階級制覇は戦い続ける大きなモチベーションになった。復帰後からスーパーフライ級に対応すべく肉体改造に着手。パリクテ戦に向けては4月20日から8週間、米ラスベガスで強化合宿を行い、アマチュアの米代表選手らとスパーリングをを重ねて対策を練り上げた。

 4階級制覇後には、「世界に名の知れた選手と試合をやりたい」と希望しており、海外に拠点を移してのビッグマッチを視野に入れている。