DV気質のある60代の父親は、40代の頃にうつ病・糖尿病になった。寝たきり状態になることも多いため、母親だけでなく幼い娘も父親の身の回りの世話や介護をした。父親は会社を経営していたが、倒産し2000万円以上の借金を作った。娘は現在30歳。大卒後も父親の介護をし続け、稼いだ給料は借金返済と生活費・介護費で消える。やがて父親はコロナ禍で余命半年の宣告を受けた――(後編/全2回)。写真=iStock.com/GI15702993※写真