100年の歴史に花を添える関西勢の戦いを藤本佳則が制す
「男子ゴルフ・関西オープン選手権・最終日」(17日、茨木CC東C=パー70)
100周年を迎えた関西ゴルフ連盟、そして関西オープン(第91回)。この記念すべき大会を大いに盛り上げたのが、最終組の一つ前を行く3人だった。
奈良県出身の藤本佳則、ともに兵庫県出身の大堀裕次郎と、佐藤太平。首位と1打差の通算4アンダーで出て行くと、まずは藤本が序盤2バーディーでトップに。
すると1打伸ばした大堀は、迎えた4番170ヤードのパー3。ここで7番アイアンを手にすると、ティーショットは真っ直ぐにピン方向へ。これが手前1メートルでバウンドして、そのままカップに吸い込まれた。
トーナメントでは初めてのホールインワンで、グリーンを取り囲んだ関西のギャラリーの大歓声を浴び、同7アンダーで単独首位に。
前半で1打落とした佐藤も10番でスコアを戻すと12、13番の連続バーディーで通算6アンダー、優勝争いに食い下がった。
ただ、12番で単独首位に立った藤本の安定度が、出色だった。13番もバーディー。17番はラフからの2打目をしっかりと乗せて、バーディー。ここで通算9アンダーとして、勝利を決定づけた。
プロ初勝利を狙った大堀だったが「最後は気持ちでした。強い気持ちを持とうと思って出て行ったのですが、パターを打ち切れず…」と、6、7、12番などのバーディーチャンスを生かせず、無念の2位。ホールアウト後は涙して「悔しいですね」と絞り出した。
一方の藤本はラウンドを通じて笑顔が目立った。2013年、TOSHINゴルフトーナメント以来の3勝目。12年216日というブランクは長谷川勝治(13年82日)、横田真一(13年19日)に次ぐ、史上3番目に長い期間での、復活勝利だ。
藤本は表彰式で「アカンかった時でも『ゴルフが好き』という気持ちがあって、努力できたから今の自分がいた。その時に応援してくれた人に感謝したい」と最後まで笑顔を通していた。
