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2024年、八代市に熊本県初のプロバレーボールチームが誕生しました。

【写真を見る】県内初のプロバレーチーム「熊本ヴィレックス」 “バレーで地元を盛り上げたい” 兄弟で挑むトップリーグへの道

立ち上げたのは八代出身の兄弟です。「大好きなバレーで地元を盛り上げたい」その思いを胸に奮闘する二人を追いました。

熊本県八代市に拠点を置く、熊本県初の男子プロバレーボールチーム、その名も「熊本ヴィレックス」!「勝利」と「王者」の意味を込めました。

発足わずか7が月…県大会で優勝

ヴィレックスが発足したのは、2024年10月。そのわずか7か月後の県大会で優勝し、全国大会でも1勝をあげるなど、発足1年目にして結果を残しました。

熊本ヴィレックス 長濱弘晃主将「大会に出て勝利できたところは、かなりうれしい。こみあげてくるものがあった」

トップリーグの経験を地元へーー

このチームを立ち上げたのは、ゼネラルマネージャーの早瀬省吾さん(35)です。

八代生まれの早瀬さんは、鎮西高校時代に世代別の日本代表に選出されました。

その後6年間、トップリーグの世界でも活躍した選手で、現在は指導者も兼任しています。

兄は最強のパートナー

熊本ヴィレックスゼネラルマネージャー 早瀬省吾さん「私も経験したが、東京とかに出た後に熊本に戻ってくる環境がなかったので、バレーをやりたい選手達の受け皿を作りたいというのが最初のきっかけ」

そんな早瀬さんが、チーム設立にあたって協力を呼び掛けたのが、現在、代表理事を務める兄の雄太さん(40)です。

熊本ヴィレックス代表理事 早瀬雄太さん「普段の仕事は、バレーの全体的な管理、行政とのやり取り、企業の契約書作成など、バレー以外のことは大体やっている」

二人三脚でトップリーグを目指す

省吾さん「兄弟でやっているのは強みだと思う。困ったときの代表、頼りになる兄」
雄太さん「大きな夢を追い続ける一番身近にいるパートナー、最大の武器だと思う」

今シーズンから社会人リーグへの参入が決定しているヴィレックスですが、さらに来シーズンはトップリーグの2部、SVリーグGROWTHへの飛躍を目指しています。

売上高1億円の壁 

しかし、ここで大きな壁にぶつかっています。

省吾さん「一番の課題は資金面」

SVリーグGROWTHに入るためには、大きく分けて5つの審査基準、あわせて59項目を満たさないといけません。

このうち、クリアできていないのが、財務基準にある年間の売上高1億円という条件。現状の売上高約3000万円というヴィレックスには高いハードルです。

スポンサー探しに奔走

企業を訪問する省吾さん「すみません、忙しい時にありがとうございます」

まず取り組み始めたのがスポンサー探しです。

約130社ある現在のスポンサーを400社まで増やせれば、1億円の目標を達成できると考えました。

のぼり1本から 地道な営業

この日は、新規の企業へスポンサー契約の提案をしに行きました。

eyecatch 山口紘徳社長「パートナーになったらどんな特典があるのか?」

省吾さん「今こうやって金額は入れているけれど、一番最初の入口としては、のぼりを立ててもらうとか」

「元気づくり」がキーワード

スポンサー回りをする中で話題に出るのは、八代や熊本全体の元気づくりです。

早瀬さんは、ヴィレックスがそのきっかけになれば、という思いも伝えます。

山口社長「今、八代が元気を取り戻そうとしている最中だからこそ、上げ幅があって面白くなると思ったので、話を聞く機会をとっている」

省吾さん「ヴィレックスの中身を知りたいという形だったので、手ごたえはあったと思う」

こども達を楽しませたい

子どもの集客を増やすためのイベント開催に向け、パートナー企業と企画会議を開催することも。

雄太さん「(イベント名は)英語にしたらかっこよくなるわけではない。子どもが読めなくなる」
省吾さん「ひらがな、カタカナですよね」

パートナー企業 宮粼慎也さん「早瀬兄弟だと面白そうかなと思って来た」

バレーボールを通し八代を盛り上げたい

省吾さん「バレーはもちろんトップとしてやっていきたいが、子ども達に向けてどういう風に八代を盛り上げていくかで、ヴィレックスの価値が生まれる」

雄太さん「仲間達に応援してもらった分、どう返していけるか、どう楽しくいけるかをヴィレックスを通じてやっていきたい」

二人の夢が形となった熊本ヴィレックス。八代に元気を届けるため、兄弟の挑戦は続きます。