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 ◇体操NHK杯第1日(2026年5月14日 東京体育館)

 10月の世界選手権(オランダ)代表選考を兼ねて開幕。全日本選手権の成績に応じた持ち点との合計で競う女子の1日目は、5位からスタートした杉原愛子(26=TRyAS)が合計108・814点で代表圏内の3位に浮上した。暫定トップは全日本個人総合を制した15歳の西山実沙(なんばク)で合計110・399点。

 杉原は跳馬で従来のユルチェンコ1回半ひねりに半回転加えた2回ひねりを鮮やかに成功。完成度を示すEスコアで9・533点を引き出し、全体トップの14・533点をマークした。昨年の世界選手権種目別を制した得意の床運動でも1位の13・833点で得点を上積みした。

 跳馬の大技は21年東京五輪選考会となったNHK杯以来で「ちょうど5年ぶり」と杉原。「全体を通して自分らしい演技ができた。全日本のミスがあったから成功につながっている」と振り返り「跳馬は着地まで止まって、評価していただいた。怖さも取れて、自信持って跳躍できた」と手応えを口にした。

 全日本選手権後にレジェンドの内村航平、白井健三の両氏の助言を受け、跳馬の着手の向きや跳び上がる角度を修正した。自らに課した「再挑戦」として大技をクリアし「年齢が高くても進化できることを見せられた。まだまだ杉原愛子は進化できる」と胸を張った。

 世界選手権切符を獲得できる上位4位以内に食い込み、トップの西山とも1・585点差と若干縮まった。16日の2日目に向けて「まだまだ挑戦者としての臨みたい」と語った。