五味広文氏=SBI新生銀行提供

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 SBIホールディングス(HD)傘下のSBI新生銀行は13日、五味広文・元金融庁長官(77)が取締役会長を退任する人事を発表した。

 6月22日の定時株主総会で取締役を退く。

 五味氏は1972年に大蔵省(現財務省)に入省し、2004〜07年に金融庁長官を務めた。金融監督庁時代には、SBI新生銀行の前身・旧日本長期信用銀行の検査に携わった経験を持つ。

 SBIHDが新生銀行を傘下に収めた後、五味氏は22年から会長を務める。1998年に経営破綻した旧長銀は国から公的資金を注入されたが、返済が滞っていた。五味氏の会長就任後、非公開化して経営判断のスピードを速め、25年7月に公的資金を返済した。同年12月には東京証券取引所への再上場を果たした。五味氏は旧長銀時代からの一連の経緯を見届けて退任することになる。