【NASCAR】第11戦 ウルト400(日本時間5月4日/テキサス・モーター・スピードウェイ)

【実際の映像】物議を醸した報復アタック

 アメリカを代表するレースエンターテインメント、NASCARの第11戦でチェイス・エリオットが今季2勝目を飾った。しかし歓喜のチェッカーの裏では、41歳で通算63勝の大ベテランが報復行為とも取れるアタックを敢行し物議を醸した。

 全267周の長いレースもあと1周となる266周目、ジョン・H・ネメチェックの42号車がスピンしている様子が捉えられる。しかし間髪入れずに、トップを走るエリオットのマシンがチェッカーラインを通過したため、イエローコーションは出されずにラストラップへ突入し、エリオットが残り1周を駆け抜けてフィニッシュした。

 レース後のリプレイでも、カイル・ブッシュの8号車が42号車をコース外側へ押し出すように車体をぶつけている姿が見られた。これに解説の桃田健史氏は「ペイバック、仕返しですね」と言及。一度、42号車に接触されてウォールにぶつかってしまった8号車が、すぐに42号車へ報復行為を実行したようだ。

 ブッシュといえば「Rowdy(乱暴)」、「Wild Thing(野生的)」あるいは「ペイバックの達人」などと呼ばれ、乱暴なドライビングスタイルで知られており、優勝するとブーイングが起こる、NASCAR界随一の“ヒール”キャラでもある。

 レース展開的に「ずっとイライラしていた」と桃田氏が言うものの、41歳で通算63勝を誇る大ベテランのブッシュが、28歳のネメチェックに意趣返しするという暴挙に対し、「NASCARらしいっちゃ、NASCARらしい」と桃田氏がとりなすと、実況の増田アナも「ブッシュらしいところが出ました」と答えた。ブッシュはレース後「俺が始めたわけじゃない」「彼の外側には2フィート空いてた」「いつも隣でレースしてる相手が誰かを知っておけ」とコメントしている(ABEMA『NASCAR Groove 2026』/(C)NASCAR)