【かしわ記念】すべて3着以内と堅実なミッキーファイトの課題は 田中博調教師「経験する中で最も忙しい競馬に」
◆第38回かしわ記念・Jpn1(5月5日20時5分発走、船橋競馬場・ダート1600メートル)
デビューから全く底を見せていないミッキーファイト(牡5歳、美浦・田中博康厩舎、父ドレフォン)の安定感は見逃せない。
新馬戦から2連勝を飾り、4戦目のレパードSで重賞初制覇を飾ったドレフォン産駒。ジャパンダートクラシックでは、のちに世界トップクラスの活躍をするフォーエバーヤングから1馬身1/4差の2着に好走した。年明けのフェブラリーSでは3着に敗れたが、7月の帝王賞ではG1級を初制覇。続くJBCクラシックでは2つめのG1級タイトルを手にし、暮れの東京大賞典では2着に入った。ここまで11戦7勝。すべて3着以内と国内では常に首位争いに絡んできた。
東京大賞典後の目標に見据えたドバイ・ワールドカップへの挑戦は、悪化する中東情勢の影響で断念。やむなくターゲットを変更せざるを得なかった。それでも田中博調教師は「仕切り直しの一戦になります。幸い予定変更に伴ってリズムが崩れるとかはないです」と感触を伝えた。中間の調整については「呼吸の悪さ、息遣いの悪さはまだまだ良化が欲しいところ」と注文を付ける面もあったが、「動きに関してはだいぶ軽くなっていますし、成長してきているなという実感もあります」と日に日に良化を感じているところだ。
ターゲットを切り替えた今回は、同じJpn1でも川崎記念(ダート2100メートル)か、かしわ記念(ダート1600メートル)の2択で後者を選んだ。「距離的なところでは多少は短いのかなと思います。1800がベストだと思います。2000メートル以上に延ばすよりは詰めたい」と距離面を重視しつつ、「船橋はJBCクラシックで勝っているので、1600は短いと思いますが、この舞台を選択しました」とコース適性も理由に挙げた。
マイル戦はフェブラリーSで3着に好走しているが、田中博調教師は楽観視していない。「ワンターンから1回り(コーナー4つ)になるので、おそらくこの馬が経験する中で最も忙しい競馬になると思います」と分析するが、指揮官の予測を乗り越えた先に、ミッキーファイトの新たな可能性が広がる。
