2021年よりグラビアは事実上の中断となっていた…本人が語るその真意とは(撮影・徳重龍徳)

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「私はずっとグラビアをやりたかった」――。俳優の寺本莉緒(24)の芸能生活10周年を記念した6年ぶりの写真集「RIO」(講談社)が発売された。この6年間、世間からの誤解もあったグラビアへの思いから、衣装から表情まで自らこだわり抜いた写真集、そして10代の頃との変化について聞いた。

【写真13枚】久々グラビアということもあり、写真集は「攻め攻めです」。本人のお気に入りの一枚は… ほか

――写真集発売おめでとうございます。グラビア自体もかなり久しぶりですね。

寺本:約5年ぶりです。ファンの方がどう受け止めてくれるのかなと思っています。

――写真集のオファーはいつ頃だったんでしょうか。

寺本:去年の7月1日付で元々入っていた事務所を辞めたんです。それから私自身に直接お問い合わせをいただくようになったんですが、いろいろなところからお仕事のお声がけをいただいていて。さすがに抱えきれないなと思って事務所を探して、ご縁があったのが今の事務所です。そこから写真集発売に向けて動き出しました。

2021年よりグラビアは事実上の中断となっていた…本人が語るその真意とは(撮影・徳重龍徳)

 もともと私はグラビアへの思いがずっとあって。ただ、なかなか実現するタイミングがなくて。フリーになったこともあり、グラビアをまた絶対にやりたいと思っていたところ、本当にちょうどよく声をかけていただきました。

グラビアが嫌いでやってこなかったわけじゃない

――そうなんですね。寺本さんはグラビアが嫌でやっていなかったという世間的な誤解があるかもしれません。

寺本:そうなんです。そこは拭えないというか。SNSで「私の本業は女優です」と書いてしまったことが以前あったんです。そこから私がグラビアが嫌でやめたとなってしまって。グラビアが嫌いで5年間やってこなかったわけじゃないんです。俳優に専念しながらもグラビアをやりたいという気持ちはずっと持っていました。

――確かにグラビアを休止する前のインタビューでは、中学の体育の際、男子が胸が大きいと話しているのが聞こえて「これは武器に使えるんじゃない?」と思ったと発言されていたり、グラビアに前向きな印象でした。急にグラビアを嫌いになったというのには少し違和感がありました。

寺本:グラビアに対して「嫌だ」という気持ちは全くなく、今回ようやく好きだったグラビアにセカンド写真集というかたちで復帰できました。

写真集は「攻め攻めです」

――写真集を作るにあたって、寺本さんのアイデアが反映された部分はありますか。

寺本:5年ぶりのグラビアということで、皆さんの期待値がかなり上がっていたと思うんです。10代当時の写真を振り返ると、自分で見てももう爆発的な体をしていて(笑)。それって当時の年齢だからできたところもあると思うんです。今回の作品では今の年齢だから出せるグラビアを、と挑みました。

――今の寺本莉緒だからこそ出せた部分はどこになりますか。

寺本:俳優をやっていての表情だったり、見せ方はかなりこだわっています。スタイリングも今まではマネージャーさん、スタッフさんに全部任せきりだったんですけど、今回は衣装合わせ、打ち合わせに入らせていただいています。事務所に「私はここまでやりたい」と話し合いながら取り組みました。

――素晴らしいですね。ほかにはありますか。

寺本:それこそ、これまではお尻や下乳を出したことがなかったんですけど、今回は挑戦しました。特にお尻カットが今回多めで攻め攻めです。どこまで見せていいのかというラインは結構こだわりました。下乳を出すカットについても、シャツの丈の長さなどこだわって話し合って決めています。

――どこまで出すかは難しい問題ですね。そのこだわりの分、形がすごく綺麗に出てますね。

寺本:ありがとうございます。

寺本莉緒が帰ってきた」カット

――寺本さんはグラビアを休んでいる期間、俳優としての経験も積んでいます。以前よりも表現力が上がり「ここは前では出せなかった」という点はありますか。

寺本:年齢もあるんですけど、色気はファースト写真集にはなかったと思います。当時は「頑張っている色気」だったんですけれど、もう24歳なので色気が自然と出せているんじゃないかなと思います。

――お気に入りの写真はどれですか。

寺本:お風呂の写真です。ポイントはこの迫力ですよね、やっぱり。「寺本莉緒が帰ってきた」みたいな。昔のあどけなさも残しつつ、今の私を出せてる写真だなと思います。黒水着も大人っぽいです。艶感を大事にしていて、以前の写真集にはなかった感じの大人のテイストが出せていると思います。

――グラビア復帰をしてすぐに勘を取り戻せましたか。

寺本:今回一緒にやってくださったカメラマンさんが撮影の前に、久々だからとテストシュートも組んでくださったんです。本番では「グラビアってどうだったっけ」というものにとらわれず、自然体の姿を撮っていただいたかなと思っています。

――じゃあそんなに気負わずにできたんですね。

寺本:そうですね。

今後もグラビアは…

――久々のグラビアをやっての難しさはありましたか。

寺本:ポージングは大丈夫だったんですけど、体重が歳を重ねるにつれて増やしづらくなっておりまして。グラビアなのでもっと女性らしいモチっとした体を目指したくて、写真集の前は増量をしていました。本当は目指せ5キロ増だったんですけど、2〜3キロ増でした。

――寺本さんって不思議な体質で、ラーメンを食べると痩せちゃうんですよね。

寺本:そうなんですよ。なんだかラーメンの油がすごい自分に合っていて、ラーメンを食べるとお通じがよくなるんです(笑)。昔は太っていたので「ラーメンダイエット」と言って、ラーメンを食べることによってダイエットをしてました。今回は増量だったのでラーメンを控えて、菓子パンや餅、お米を食べるようにしてました。

改めて10代の自分の体を見るとパツパツ感がすごいですよね。ただ今回の写真集では20代の私として楽しんでいただけたら嬉しいです。ファースト写真集と見比べて変化を楽しんでもらえたら嬉しいです。

――今後もグラビアは続けるんでしょうか。

寺本:続けたいです。今回本当に久しぶりにやらせていただいて、それこそ写真集を出して、ヤングマガジンや週刊少年マガジンにも掲載していただいて、グラビアの現場が改めて好きだなと思いました。今までは自分を表現できる場が本当になかったので、グラビアでまた続けていけたらと思っています。

――では普通の雑誌のグラビアも今後はやっていくんですか。

寺本:オファーがあれば! ただ写真集のような大きいものは、私が節目を大事にしているので、そのようなタイミングがあればと思っています。

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徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部