《京都小6男児遺体遺棄事件》安達結希さん(左)と義父・優季容疑者と暮らしていた自宅

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 3月23日から、京都府南丹市園部町で突如としてその行方がわからなくなった安達結希さん。4月13日に市内の山林で遺体として見つかり、16日には父親である安達優季容疑者が死体遺棄容疑で逮捕された。

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同級生の父親が語る“結希さん”

 発見された遺体には枯れ葉等が被っていなかったことや、死後数日経過していたことから、遺体は複数個所に移動させられたと見られている。4月23日、優季容疑者が警察に対し、行方不明になった当日、「車で学校まで送った後、公衆トイレに立ち寄った」と説明していたことが明らかになった。

「3月23日の朝、親族が朝食を食べる姿を目撃しており、結希さんはその日の朝まで生存していたことがわかっています。その後については、優季容疑者が結希さんを“車で学校まで送った”と説明していますが、付近の防犯カメラに結希さんの姿はなく、目撃情報も一切なし。

 それでも、優季容疑者は一貫して“学校まで送った”と供述しています。いつ結希さんの命を奪ったのかは不明ですが、一時的に公衆トイレ周辺に遺体を遺棄していた可能性があるとみられています」(全国紙社会部記者)

 3月29日、結希さんが所持していたランドセルが学校から西に約3キロ離れた場所で発見されたが、この日、ランドセルが発見される前に、優季容疑者が数十分にわたり、公衆トイレに滞在していたこともわかっている。

 行方不明から逮捕に至るまでの父親の動向が明らかになりつつある。しかし、事件の全容解明にはなお時間を要するだろう。地元の住民たちも平和な町に突如起きた、この残虐な事件に“重たい空気”を感じ続けている。

「やはり一番気になるのは容疑者の犯行動機。報道では“首を絞めて殺した。すべて一人でやった”と供述しているとされていますが、なぜ、こんなに大それたことをしたのでしょうか。

 容疑者は捕まりましたが、腑に落ちないことばかり。そうした雰囲気は町全体にも広がっていて、いまだどす黒い暗雲が立ち込める重い空気のままです。行方不明から1か月が経つので、そろそろ晴れやかな気分になりたいですね」(60代の地元住民)

 結希さんと同級生の息子を持つ父親は、結希さんの様子について、次のように語る。

「友達からは“ユキ”と呼ばれていて、とても活発な子でした。よく家にも遊びに来てくれましたよ。家までは徒歩で30分ほどかかりますが、自転車ではなくて、走ってくるんです。家でゲームをしたり、外でバスケットボールをしたり、いろいろなことで遊んでいたと聞いています」

結希さんの同級生の様子

 息子さんは結希さんの死を受け入れられなかった様子だったという。

「“結希くんはきっと元気で帰ってくる”と思い込んでいたと思います。遺体が発見されたとき、テレビのニュースを一緒に観ていて、“これは結希くんじゃないよ!”“信用できない!”と言っていました。

 その後も自分でチャンネルを変えながら、食い入るように見ていましたね。こんなことは初めてで、本当に信じたくなかったんだと思います。私たち大人は、“あぁ間違いないだろう”と覚悟していましたが、息子は泣きもせず、ただ、じっと無言で見入っていて……」

 遺体が発見された翌日、息子さんは“学校へ行きたくない”と呟いたという。

「何度も“う〜ん”と唸っていましたが、現実を受け止めきれず、葛藤していたのだと思います。子どもながらに“苦しいんやなぁ”と……。わが子が不憫でしたね」

 と、目に涙を溜めながら話してくれた。

 悲しみに暮れる南丹市。癒えない傷だけが、町に静かに残されている。