「リュックと靴との関係は…」京都小6行方不明の南丹市で子ども遺体発見 現場で渦巻く「違和感」
リュックと靴は5kmも離れ
小学6年生・安達結希くん(11)が行方不明になっている京都府南丹市で、子どもとみられる遺体が4月13日午後4時すぎ、雑木林から発見された。京都府警が身元の確認を進めている。
当時小学5年生だった結希くんは3月23日朝、卒業式に在校生として出席するため、父親の運転する車で小学校に向かった。駐車したのは校門から150mほど離れた学童保育施設の駐車場。父親の車は防犯カメラに映っていたが、降車したとされる結希くんの姿は画角外だった。
学校には行っておらず、担任が保護者に連絡したのは卒業式が終わったあとの午前11時45分ごろ。学校からの連絡を受けて、結希くんの父親が110番通報した。
現場を取材する在阪テレビ局記者は
「教員や児童、保護者も23日に結希くんを見た者はいない。登校しようとしたなら、駐車場から校門までの150mの間に誰かが目撃しているはず。降車後、父親の車を見送ったあと、踵を返して別の場所に行ったのか? 不可解な点が多すぎる」
と首をかしげていた。
3月29日には小学校から西に約3km離れた山中で結希くんのランリュックが発見された。本来ならば重要な手がかりとなるはずが、前日までに一度捜索した場所から突然見つかったため、一層謎が深まることに……。
4月12日には小学校から南西約6km、自宅から北へ約3kmの場所で結希くんが履いていたとみられる黒のシューズが見つかった。リュックが見つかった地点からは直線距離にして約5km離れていた。
死後相当の期間が経過
そして今回、子どもとみられる遺体が発見されたのは、結希くんが通う小学校から南西に約2kmにある雑木林の中。京都府警によると、遺体はあおむけの状態で見つかり、服は濃紺のフリースとベージュの長ズボン。靴は履いていなかった。
「(死後)相当の期間が経過している」(京都府警)
そうで、14日にも司法解剖し身元を特定するという。
今後考えられる可能性としては「事故」「自死」「第三者の関与」だ。
地元住民いわく
「“なぜここに?”という場所。子どもが一人でやってくるとは考えづらい」
とのこと。
別々の場所で発見されたリュックと靴。そして子どもとみられる遺体。前出の在阪テレビ記者は本サイトの取材にこう答えた。
「ここ数日の警察官の動員人数は約50人。手にはスコップ、上空にはドローン、警察犬や科学捜査を行う鑑識まで投入された。行方不明者の捜索というよりは、刑事事件の現場検証のようだった。遺体発見後、取材に応じたのは京都府警の捜査1課の幹部でしたね」
さらに
「遺体が発見されたのは、リュックと靴が見つかった場所のほぼ中間地点。どちらも遺体の場所から数kmの距離がある。となると、『リュックと靴、そして遺体との関係は?』ということになる。多くの違和感が残る」
という。
仮に「第三者の関与」が認められれば、刑事事件となり、これまでとは全く別の展開になりうる。府警は
「事故と事件の両面で調べている」
という。
人口約1万5000人の南丹市園部町で起きたミステリー。不安な夜を過ごす地元住民のためにも一日も早い全容解明が求められる――。
