我慢しすぎて限界…不満を溜め込む人が今すぐ試すべき“ひとりカラオケ発散法”【しんどい人間関係に境界線をつくる 心地いいバウンダリー】

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他人・自分と上手につき合うテクニック

【Q】不満や愚痴を溜めこんでしまいがちです

【A】ひとりカラオケで思いきり気持ちを吐き出しましょう

不満を抱く相手に対して、自分の気持ちをうまく伝えられればよいのですが、なかなかそうもいきませんよね。でも、不満を抱えこんだままではストレスが溜まり、「感情・意志の境界」の混乱がますます加速してしまいます。

そんなときは、ひとりでカラオケに行き、音楽を流さずに、不満や愚痴を吐き出すのもよいでしょう。自分がいったことが自分の耳にしっかりと届くので、言い切った感じが得られますし、密室で自由に感情を表現できる安心感もあります。

相手を傷つけるかもしれない言葉は、相手のいないところで口にする。これも自分と相手を守るライフスキルです。

ひとりカラオケエコーをかけて不満や愚痴を叫ぶ

小さな声で「バカヤロー」とつぶやいても満足できませんよね。音漏れの心配がないひとりカラオケで、マイクに向かって思いきり不満や愚痴を叫ぶと、エコーの効果もあってスッキリします。自分の発言がきちんと自分の耳に届くことで、満足感を得られます。ご自宅の環境が許すなら、お風呂でやってみてもよいでしょう。

「次」に向けてのテクニック

根本的な解決をはかるなら、不満を抱く相手と向き合い、冷静に「対話」するのがいちばんです。ぶっつけ本番だと、感情的になったり思うように言葉が出なかったりするので、「相手を傷つけない言葉で、どんなふうに不満を伝えるか」をシミュレーションするとよいでしょう。直接伝えるのがどうしても難しければ、メールや手紙などの間接的な手段で伝えることも選択肢に。

【出典】『しんどい人間関係に境界線をつくる 心地いいバウンダリー』著:長谷川俊雄/イラスト:高木ことみ

【著者紹介】
長谷川 俊雄
白梅学園大学名誉教授、社会福祉士、精神保健福祉士、NPO 法人つながる会代表理事、social work lab MIRAI 代表。
1981年から横浜市役所の社会福祉職として現場で活動したのち、精神科クリニックのソーシャルワーカーに転職。その後、愛知県立大学での教員経験を経て、2009年に「NPO 法人つながる会」を設立。2010年から白梅学園大学に移り、教育・実践・政策提言に携わる。2023年に「social work lab MIRAI」を開設し、援助職支援や家族支援にも取り組む。「バウンダリー」についてのワークショップを各地で行っている。

【イラストレーター紹介】
高木ことみ
ゆるくてかわいいイラストを制作するイラストレーター。とくに、難しい内容を図やイラストを用いてわかりやすく伝えることが得意。見ている人に親しみを感じてもらえるような表現を心がけている。おもな作品に『ゆるゆる稼げるWeb ライティングのお仕事はじめかたBOOK』(技術評論社/表紙・本文イラスト)、『今度こそ「不安ぐせ」をゆるめるポリヴェーガル理論』(日本文芸社/表紙・本文イラスト)など。