ULAがアトラスVでAmazonの衛星29機を打ち上げ 同ロケットの最大搭載量を更新
ULA(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)は日本時間2026年4月4日に「Atlas V(アトラスV)」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていたAmazonの衛星は無事に軌道に投入されたことを、ULAとAmazonが報告しています。
打ち上げに関する情報は以下の通りです。
打ち上げ情報:Atlas V 551(Amazon Leo / LA-05)
・ロケット:Atlas V 551
・打ち上げ日時:日本時間 2026年4月4日14時46分
・発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地 SLC-41(アメリカ)
・ペイロード:Amazon Leo(アマゾンレオ)の通信衛星(29機)
Amazon Leoは、Amazonの衛星インターネット通信サービス、および同社の衛星コンステレーションの名称です。以前は「Project Kuiper(プロジェクト・カイパー)」というコードネームで呼ばれていました。
Spaceflight Nowの報道では、今回の打ち上げではこれまでのAtlas VによるAmazon Leo打ち上げ(各27機)から2機増えた29機が搭載されており、Atlas Vの打ち上げ史上で最も重いペイロードとなりました。Amazonによると、上段エンジン「RL10C-1-1」の性能を活用した詳細な検討の結果、従来の3段構成のディスペンサーに4段目を追加して搭載数を増やすことができたと説明しています。
当初この打ち上げは3月29日に予定されていましたが、悪天候のため延期され、NASAのArtemis 2打ち上げを挟んだ4月4日に実施されました。
Atlas Vについて
Atlas Vは、ULAが長年にわたり運用してきたアメリカの大型ロケットです。今回使用された「551」形態は、1段目の側面に固体ロケットブースター5基を装備し、直径5.4mのペイロードフェアリングを搭載する構成で、低軌道への打ち上げ能力は約18,850kgです。1段目にはRD-180エンジン1基、上段のセントール(Centaur)にはRL10C-1-1エンジン1基を搭載しています。
ULAはAtlas Vの後継として「Vulcan(ヴァルカン)」ロケットの運用を進めており、Atlas Vの残り打ち上げは今回を含め9回とされています。AmazonはULAとの間でAtlas V 8機、Vulcan 38機の打ち上げ契約を結んでおり、今回はAtlas Vによる5回目のAmazon Leo打ち上げとなりました。
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文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部
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