滋賀学園 接戦制す
第98回選抜高校野球は20日、1回戦3試合が行われた。
神村学園(鹿児島)は連覇を目指した横浜(神奈川)に完封勝ち。智弁学園(奈良)も花巻東(岩手)の強力打線を封じ、快勝した。滋賀学園(滋賀)は21世紀枠の長崎西(長崎)に競り勝った。長崎西は4強入りした1951年大会以来の出場で、75年ぶりの勝利を逃した。
長崎西4―5滋賀学園
滋賀学園がシーソーゲームを制した。同点の五回に三木、吉森の連続長打で勝ち越し。長崎西は足を絡めた攻撃で小刻みに得点したものの、あと1本が出ず。
復活の吉森 決勝三塁打
雪辱のチャンスは4―4の五回に巡ってきた。滋賀学園の3番吉森は昨秋、打撃不振に陥り、「春はバットで挽回したい」と燃えていた。先頭の三木が二塁打を放った後の打席。「バントかな」とも思ったが、サインは出ない。「任せてもらえた。自分が打つしかない」。覚悟を決めて初球、高めの速球を振り抜くと、決勝の右越え三塁打に。主軸の左打者が復活をアピールする一打で勝利を呼び込んだ。
長崎西 鮮やか5盗塁
75年ぶりに出場した長崎西。敗れはしたものの、5盗塁で滋賀学園を揺さぶり、持ち味を見せた。三回には二死から安打で出た主将の桑原が二盗、三盗を鮮やかに決め、後続の適時打でホームを踏んだ。相手投手を観察して「盗塁できる」と確信していたという桑原は、「今日の走塁は100点満点。走塁を得点につなげる攻撃を鍛え、夏こそ校歌を歌いたい」と誓った。
