広告やトラッカーをブロックする機能を標準搭載しているウェブブラウザ「Brave」が、広告ブロックエンジンを刷新したことでメモリ消費量がこれまでの75%に抑えられることを明らかにしました。更新はすでにBrave v1.85で反映されており、Brave v1.86で最適化が行われるとのことです。

Brave overhauls adblock engine, cutting its memory consumption by 75% | Brave

https://brave.com/privacy-updates/36-adblock-memory-reduction/

Brave v1.79とBrave v1.85のメモリ消費量を比較した画像が以下で、162MBから104MBへ減少していることがわかります。



具体的に行われた内容としては以下の4点が挙げられています。

・メモリ管理:スタック割り当てベクトルを使用することでメモリ割り当てを19%削減、ビルド時間を約15%高速化

・マッチング速度:一般的な正規表現パターンをトークン化することでフィルタマッチング性能を13%高速化

・リソース共有:広告ブロックエンジンのインスタンス間でリソースを共有し、デスクトップ環境で約2MBのメモリを節約

・ストレージ効率:内部のリソースストレージメモリを30%最適化

Braveによるとメモリ消費量は従来の75%に抑えられ、すべてのユーザーの環境でバッテリー寿命が延びスムーズなマルチタスクが実現するようになったとのこと。

BraveはPC版・Android版・iOS版がありますが、すべてのプラットフォームでおよそ45MBのメモリ節約が行われており、追加の広告ブロックリストを導入しているユーザーの場合はさらに受けられる恩恵が大きいそうです。

パフォーマンス向上はすでに配信されているv1.85で実現しているほか、次のv1.86で追加の最適化が行われることになっています。

Braveは今回の成果を「パフォーマンスチームとプライバシーチームによる数カ月の協力開発の集大成」と述べ、ブラウザ性能の大きな飛躍につながったと表現。1億人を超えるユーザーに最高水準のプライバシー保護機能を今後も提供していくことを保証すると述べました。