「コストコ」の年会費“5280円”が無料に? しかも「コストコ」ではない企業の「株主優待」で!? 優待を受けるために必要な資金や得られる売買差益とは?

写真拡大 (全2枚)

大東港運株式会社の株主優待が拡充され、コストコの年会費が無料になる「メンバーシップクーポン株主様ご優待券」が、500株以上保有の株主に贈呈されることになりました。 コストコをよく利用する方にとってはうれしいニュースですが、株主優待拡充の発表を受けて株価は大幅に上昇しており、株の購入にはまとまった資金が必要です。 本記事では、株主優待の内容や必要資金、株主優待の取得で元が取れる回数について解説します。

「大東港運」の株主優待で「コストコ」の年会費“5280円”が無料になる

おもに輸入貨物を取り扱う大東港運株式会社は、2025年10月7日に「株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ」を発表しました。
これまで同社は200株以上保有の株主に対し、保有株数に応じて500円~3000円分のクオカードを贈呈していましたが、今回から500株以上を保有する株主には、取引先のコストコホールセールジャパン株式会社とコラボレーションした「コストコ」の5280円分の「メンバーシップクーポン株主様ご優待券」も追加されます。
コストコは会員制のショッピングセンターで、ゴールドスターメンバーの場合、通常は5280円(税込み)の年会費が必要ですが、このクーポンを使えば新規入会や更新時に年会費が無料となります。
優待拡充の背景には、株主への感謝と投資魅力の向上を図りたいという同社の思いがあるようです。制度の適用は2026年3月末日時点の株主名簿に記載または記録された株主への優待発送分から開始される予定です。

「メンバーシップクーポン株主様ご優待券」を取得するには11月6日時点で“80万円以上”必要

大東港運株式会社の株主優待拡充の発表を受け、株価は大きく動きました。2025年10月7日の終値は799円でしたが、1ヶ月後の11月6日には1620円まで上昇し、わずか1ヶ月で株価は約2倍に高騰したのです。
例えば11月6日の終値で、株主優待券を受け取るために必要な500株を購入する場合、単純計算で1620円×500株=81万円の資金が必要になります。
一方、優待拡充発表日の10月7日に同じ500株を購入していた場合は799円×500株=39万9500円で済んだため、手数料や税金を考慮しない前提では、約41万円の差額(売買差益に相当する価格差)が生じた計算になります。

「メンバーシップクーポン株主様ご優待券」を何回取得すれば元が取れる?

コストコのメンバーシップ年会費は、ゴールドスターメンバーが5280円(税込み)です。もし、11月6日の終値で大東港運株式会社の株を取得した場合、500株で必要な資金は81万円になります。単純計算すると、ゴールドスターメンバーなら81万円÷5280円=約154回の取得で元が取れることになります。
もちろん、株主優待だけで元を取るのは現実的ではありませんが、コストコをよく利用する方にとっては大東港運株式会社の株を取得してみるのもひとつの選択かもしれません。

まとめ

大東港運株式会社の株を500株以上保有すれば、株主優待としてコストコのゴールドスターメンバーの年会費分が無料になるクーポンを受け取ることができます。しかし、11月6日の終値で取得する場合、約81万円の資金が必要で、株主優待だけで元を取るにはゴールドスターメンバーで約154回取得しなければならない計算です。
日常的にコストコを利用する方は、大東港運株式会社の株取得を検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

大東港運株式会社 株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー